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チーズバーガーを頼んだら、チーズが入ってなかった。ただ、それだけの話。

家にいるだけ。

ただ、それだけ。

だが、心が荒んでくる。

何かしなくちゃ!!

でも、やる気が出ない。

かと言って、何かをしていると、不安がどっと押し寄せてくる。

ゲームでもしようと思うが、未来に繋がらないと感じて、嫌になった。


Lightningケーブルが破損した。

ただの板と化したスマートフォン。

それがなくても、あまり、不自由ではないのが、悲しい。


なんとなく、リゾートバイトに行ってみようと思った。

ホテルのレストラン業務がスキマバイトで、自分に合っていた。

業務の中で、たまたま、海外のお客様にお願いをする必要があったので、英語が出来るという事で、説明に駆り出された。

長らく、英語を使っていなかったので、不器用な英語だった。

何とか、かんとか、通じて、そこの業務のスタッフの方に感謝されたのが、嬉しかった。


インバウンドの影響で、英語が出来る人が不足しているようで、英語の出来る人材の求人が散見された。

ただ、リゾートバイトの経験が以前にあるので、億劫になるのが本音だ。

正直、サイトを見ていて、嗚咽してしまった。


取り敢えず、英語の勘だけでも、取り戻そうとバットマンのアニメを英語で、観ていた。

簡単だし、わかりやすい。

正直、わからない部分もあるが、キャラクターや背景を知っているから、大体、理解できた。


そんな時に、不安が急に押し寄せてきた。

"この世界だけで、人生が終わってしまう"

"毎日、母親と父親だけと会話して、俺の人生が終わってしまう"

猛烈な焦燥感と孤独感がどっと押し寄せてくる。


どうにもならんと思い、取り敢えず、外に出て、とくに、食べたくもないが、行く当てもないので、マックに行くことにした。

夜の10時半。

田舎のマクドナルドは、10時に閉まって、1時間だけ、ドライブスルーを行っている。

到着したら、10時45分。

取り敢えず、チーズバーガーとマックチキン、ホットコーヒーを適当に頼んだ。

自分なりのルーティーンで、特に食べたくもないマックチキンまで、頼んでしまった。

"お時間掛かりますので、手前に駐車して、お待ち下さい”

もう、終い支度に入っていたのだろう。

途端に、申し訳なくなる。

取り敢えず、袋を受け取り、

"終わりしなに申し訳ありません。"

自己防衛的な謝罪をして、マックを後にする。


帰りの車内で、チーズバーガーを手に取り、頬張る。

いつもと味が違うし、明らかにいつもより、薄い。

信号で、止まった時に、中身を見たら、暗がりでも、チーズがないことがわかる。

なんか笑ってしまった。

取り敢えず、家で、再度、確認しようと思い、食いさしのチーザバーガーを袋に閉まって、帰路に就く。


チーズバーガーと書かれた包装紙にチーズのないチーズバーガー。

昨晩のnoteを思い出す。

最後に

"ふざけんな世界。もっと、ふざけろよ"

と書いたが、それのアンサーがチーズのないチーズバーガー。


世界が出した大喜利の答えは、チーズのないチーズバーガーだったと。

世界は、自分が思っているより、ふざけているのかもしれない。


なんかわからないけど、こんな自分でも、応援してくれている人がいるのかもしれない。

そんな気がした。