【秋田】日本で二番目の湖を干拓した八郎潟大事業と、最も深い田沢湖の美しい景色
秋田旅行の連載、前回は以下の記事でナマハゲにまつわる施設を観光したというのをご紹介しました。
今日は男鹿半島から角館に移動する際に立ち寄った八郎潟と田沢湖についてまとめておきましょう。
日本で2番めに大きな湖、八郎潟の干拓という大事業
八郎潟については、確か小学校か中学校の教科書に載っていた気がしますけど、今時のにはないんでしょうね。日本で2番目の広さだった八郎潟、これを干拓して農地にしたという大事業。『大潟村干拓博物館』にその功績がしっかりと残されています。
300円とはいえ入館料がかかるせいか利用者は少なく、ゆっくりと展示を観ることができるのも良い点。20年という歳月と852億円を投じた大事業、八郎潟干拓についてじっくりと学ぶことができるようになっていました。
改めてですけど、干拓と埋め立てとは異なるもの。干拓は入口を塞いだ水を全てを掻き出して干上げるという工法なので、農地にするための整地にも苦労が多かったとのこと。日本の高度成長時代の力強さを感じる展示でもありました。
道の駅でカレー蕎麦、懐かしさをそそる甘めの味付け
ランチは大潟村干拓博物館のお隣り、道の駅おおがたの『農村レストラン なのはな』にて。道の駅とはいっても、お店はここしかないんです。
一昔前のサービスエリアのようなメニューではあるものの、私はこういうのが好み。カレーそば520円+麺大盛り100円を注文して、食券の番号で呼ばれてカウンターに取りに行く、そんな昔ながらのスタイルもいいものです。カレーは甘めの味付け、給食で食べたことがあるような素朴な美味しさが胃を満たしてくれて大満足でした。
このお店は残念ながら2022年12月に閉店してしまったそうで、道の駅おおがたはテイクアウト専門店のみに。少々さびしいものの、これが地方経済の実情なんでしょうね。
田沢湖の湖畔、たつこ伝説の世界観にひたる
田沢湖は日本で最も深い湖、最大深度423m世界でも17番目。湖の標高は249mなので、最深部は海面よりも低いという構造になっています。爆発的噴火によるカルデラという説が有力だそうで、噴火口が海底だったということなんでしょうね。
田沢湖といえば「たつこ伝説」が有名らしいですけど、ざっと言うと以下のような物語なんだとか。
たつこは稀に見る美しい娘さん、お告げに従い若さと美貌を願って泉の水を飲んだところ龍になってしまった。
八郎潟の主である八郎太郎の恋人で、冬になると八郎太郎が辰子を訪れる。
なので田沢湖は凍らず、主の居ない八郎潟は凍りつく。
なるほど。たつこだけでなく、景色も美しい田沢湖は気持ちのいいところだったなと。
今日の記事はここまで、続きの角館の様子については、以下のリンクからお読みいただければ幸いです。