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【百年ニュース】1921(大正10)12月29日(木) 自由党党首マッケンジー・キングがカナダ首相に就任。同月の総選挙で与党保守党が敗北,アーサー・ミーエン首相も自身の選挙区で落選。以後キングは合計21年間にわたりカナダの首相を務めた。イギリス連邦の歴史上最長の首相在任期間を記録。

カナダの自由党党首マッケンジー・キングが首相に就任しました。この月の総選挙で与党保守党が敗北し、現職のアーサー・ミーエン首相も自身の選挙区で落選しました。以後キングは合計21年間にわたりカナダの首相を務め、イギリス連邦の歴史上最長の首相在任期間を記録しました。

ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キング(William Lyon Mackenzie King)は、1874年にオンタリオ州ベルリン(現在のキッチナー)で誕生しました。1890年代にトロント大学で法律と政治経済学を学び、のちハーバード大学で博士号を取得しました。

1900年に連邦政府の労働副大臣となったあと、1909年にはウィルフリッド・ローリエ内閣で労働大臣として入閣しました。そして1919年にローリエが死去しすると自由党党首に就任し、1921年の連邦の総選挙で勝利し組閣することとなりました。

1948年に健康状態が悪化すると次期選挙での不出馬を宣言、29年にわたり務めて来た自由党党首を辞任しました。1950年7月22日に肺炎によりケベック州キングスミアの公邸で死去、享年は75歳でした。

マッケンジー・キング(1874-1950)
マッケンジー・キングの就任を伝える新聞記事
フランクリン・ルーズベルトとマッケンジー・キング
マッケンジー・キングの肖像画が使われる50カナダドル


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