【百年ニュース】1921(大正10)6月4日(土) 画家ノーマン・ロックウェルのイラスト《ノー・スイミング》が雑誌サタデー・イブニング・ポストの表紙となる。遊泳禁止の看板を無視して侵入した3人の少年が監視に見つかり,犬とともに逃げ出す様子をユーモラスに描いた。素朴な米国の田舎暮しを描いた傑作。
画家ノーマン・ロックウェルの代表作のひとつイラスト《ノー・スイミング》が、雑誌『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙となりました。米国の田舎暮らしの素朴なひとコマを暖かくとらえたイラストが評判となりました。遊泳禁止の看板を無視して侵入した3人の少年と監視に見つかり、犬とともに逃げ出す様子をユーモラスに描きました。
ノーマン・ロックウェルは当時27歳。ニューヨークで生まれ美術学校を出てから、アメリカ・ボーイスカウト協会の雑誌などに絵を書き始めてキャリアをスタートさせましたが、1916年から当時の人気雑誌『サタデー・イーブニング・ポスト』紙の表紙を手掛けることが多くなっていきました。『サタデー・イーブニング・ポスト』の表紙のイラストはなんと1963年まで47年間も書き続けますが、特に人気があるのは1940年代から50年代のものです。ロックウェルは1978年11月8日に84歳で生涯を閉じました。
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