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【百年ニュース】1921(大正10)6月18日(土) トヨタ自動車副会長,辻源太郎が滋賀県彦根市で誕生。1946(昭和21)神戸経済大学(現神戸大学経済学部)卒業,トヨタ自動車工業に入社。大学の先輩である花井正八に従い経理畑を進み「トヨタの金庫番」を受継ぐ。80年代の強力な財務基盤を作った。2019没,享年98。


のちのトヨタ自動車副会長となる辻源太郎が滋賀県彦根市で誕生しました。1946(昭和21)年に神戸経済大学(現在の神戸大学経済学部)を卒業し、トヨタ自動車工業に入社しました。

大学の先輩である花井正八はないまさやにつき従って、トヨタの経理畑を進みました。この花井は、入社にあたって花井家伝来の田畑すべてを売り払い、全財産をなげうってトヨタ自動車工業の株を大量に買い、自らの人生を全てトヨタにかけたことで知られる人物です。この花井はトヨタの強固な財務基盤を築いて、トヨタの金庫番と称された人物ですが、その金庫番の座を受け付いだのが、この辻源太郎です。

辻は1978年にトヨタ自動車の常務、2年後の1980年に専務、また2年後の1982年に副社長と昇進し、80年代のトヨタの財務基盤をさらに強固なものとしたのち、1986年に同社の副会長となりました。

80年代の日本の自動車業界は、世界をリードする存在でしたが、トヨタも大ヒット車を連発しています。定番のクラウン、コロナマーク2、カローラのほか、極限まで背を低めたカリーナED、高級クーペのソアラ、ハッチバックのカローラ2、ミッドシップエンジンのMR2などが発売されました。辻が副会長となった1986年には、スプリンタートレノの姉妹車で、のちにハチロクの名前で親しまれたカローラレビンが発売されました。

2019年9月23日没。享年は98歳でした。

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