【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)4月16日(土) 俳優ピーター・ユスティノフ(Peter Ustinov)がロンドンで誕生。1938舞台デビュー。大戦中はプロパガンダ映画に出演。1960『スパルタカス』,1964『トプカピ』で2度アカデミー賞助演男優賞。アガサ・クリスティ作品のエルキュール・ポアロ役。2004没,享年82。

英国の俳優ピーター・ユスティノフ(#PeterUstinov)がロンドンで誕生。父はもとドイツ人のイギリス軍人でMI5の諜報部員、母はロシア系のバレエ舞台デザイナー。ピーターはイギリスの名門ウェストミンスター・スクールで学びながら、1938年17歳でロンドンのプレイヤーズ・シアターで舞台デビュー。大戦中にプロパガンダ映画で映像の世界に入り、戦後も多くの映画に出演しました。

1960年スタンリー・キューブリック監督の『スパルタカス』,1964年ジュールズ・ダッシン監督の『トプカピ』で2度のアカデミー賞助演男優賞を受賞。またアガサ・クリスティ作品の映画シリーズで、エルキュール・ポアロ役を多く演じたことで有名です。博識でユーモアにあふれた人柄で多くのテレビ番組にも出演。ドキュメンタリーへの出演や司会、インタビュアーの仕事も多くこなしました。

1984年10月31日、ピーター・ユスティノフが当時のインド共和国の女性首相インディラ・ガンディーに歩きながらインタビューしている途中、2人のシーク教徒の警護警官がインディラを銃撃、首相が暗殺される事件を目の前で目撃しました。2004没,享年82。