【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)6月19日(日) 俳優のルイ・ジュールダン(Louis Jourdan)がフランスのマルセイユで誕生。20歳の頃には本格的に俳優として活動。大戦中は父がゲシュタポに逮捕され,レジスタンス運動に参加。1958『恋の手ほどき(gigi)』,1982『007オクトパシー』などに出演。2015没,享年93。

俳優のルイ・ジュールダンがフランスのマルセイユで誕生しました。父のアンリ・ジュールダンはホテルのオーナーでしたが、早い時期から息子のルイを俳優にしたいと考えていたようです。ルイはイギリスの演劇学校で俳優としての修行を積み、1939年には18歳で映画デビューを果たしました。20歳の頃には本格的に俳優として活動し、大戦中も映画に出演していましたが、フランスがドイツに占領されると、父がゲシュタポに逮捕されたことをきっかけに、レジスタンス運動に参加するようになりました。

戦後はアメリカのハリウッドに活動の舞台を移し、1958年、ヴィンセント・ミネリ監督の『恋の手ほどき(gigi)』に出演、1982年の映画『007シリーズ、オクトパシー』では謎めいた富豪役を演じ、その不気味さが主人公のジェームスボンドに劣らない存在感を発揮しました。2015年、老衰で死去,享年は93歳でした。

オクトパシー (字幕版)