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【百年ニュース】1921(大正10)9月13日(火) ハンバーガー店「ホワイト・キャッスル」がカンザス州ウィチタに設立された。限定メニュー,低コスト,高速提供を特徴とし世界初の近代的ファストフード店とされる。このビジネスモデルはその後マクドナルドを始め多くのチェーン店に模倣された。

ファストフードの元祖とされるハンバーガーショップ「ホワイト・キャッスル(White Castle)」がカンザス州ウィチタに設立されました。限定メニュー、低コスト、高速提供の三点を特徴とする、世界初の近代的ファストフード店とされています。

ホワイト・キャッスルの創業者は、料理人であったウォルター・アンダーソン(Walter A. Anderson)と、保険会社の社員だったエドガー・ウォルド・イングラム(Edgar Waldo "Billy" Ingram)の二人です。清潔で小さな店舗の外壁にホーローのタイルを貼り、城砦を模した外観にしました。

アンダーソンはハンバーガー専用のバンズを開発し、誰を雇っても支障がない簡易な製造方法、すなわちいくらでも従業員の取り換えが可能な標準化に成功しました。これは、ヘンリー・フォードが開発したライン式の自動車製造の手法を、はじめて外食産業に取り入れた事例となりました。

そしてこのビジネスモデルはその後マクドナルドを始め、多くのチェーン店に模倣されました。ホワイト・キャッスルは現在もアメリカ中西部やニューヨーク周辺地域で合計377店舗(2019年)を展開しています。1986(昭和61)年には日本にも進出し大阪などに「100円バーガー」として進出しましたが、のち撤退しました。

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