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【百年ニュース】1921(大正10)3月22日(火) 山岳画家ETコンプトン(Edward Theodore Compton)が死去。英国生まれのドイツ人アーティスト。アルプスの風景画を数多く残した。印象派の手法を用いながら上昇する霧や水蒸気をも描写する現実的表現は後進に影響を与えた。すぐれた登山家でもあった。享年72。
山岳画家のエドワード・セオドア・コンプトンがドイツのフェルダッフィングで死去。享年72。
コンプトンは1849年にロンドンのストーク・ニューウィントンで生まれ、1867年18歳のときに、両親の故郷ドイツに移住。当時ルードヴィッヒ3世が治めるヘッセン大公国の首都であったダルムシュタットで暮らした。
ここには多くの芸術家が集まっており、そのなかでコンプトンは芸術の才能を開花させ、生涯に渡りアルプスの風景画を数多く残した。印象派の手法を用いながら上昇する霧や水蒸気をも描写する現実的表現は後進に大きな影響を与えた。
コンプトンはすぐれた登山家でもあり、アルプスの多くの困難な山を踏破し、ドイツおよびオーストリアのアルパイン協会のメンバーでもあった。
息子のエドワード・ハリソン・コンプトンもドイツの優れた風景画家だった。
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