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le02.05.2020 海のような

遥ちゃん、咲恵ちゃん、こんにちは。

先週の日曜日、回虫を口から吐く夢を見ました。至るところに回虫がいて誰が出しているのだろう?と不思議に思っていたら私でした。トイレにいって回虫をこれでもかというくらい吐き出したところで目が覚めました。意外にも怖くも気持ち悪くもなく、普通の朝の起床でした。るうにごはんをやり、朝のルーティンを諸々やって散歩しました。問題はその後です。帰ってきてから本当に気持ち悪くなり嘔吐してしまいました。そこからは飲んだもの、食べたものは全て戻してしまいました。画面を見るのも気持ち悪く、ただひたすら横になって眠りました。ようやく19時ごろにりんご1/4個を食べ、眠りにつきました。火曜日は嘔吐はなくなったものの、吐き気は続いていました。消化の良いものを食べては眠り続けました。ちょうど会社の診療所の先生がいらっしゃる日だったので、電話して吐き気どめを送ってもらうことになりました。先生がおっしゃるには気温の変化と環境の変化によるストレスでしょうとのことでした。人間ってこんなによく眠れるのねというくらい眠り、水曜日はすっかりよくなりました。あぁ、固形物を食べられることの素晴らしさよ!在宅勤務を始めて5週目の出来事でした。ストレスってやっぱりあるのね。お二人もどうぞ気をつけて過ごしてね。

遥ちゃんのプロジェクト”letters”が届きました。遥ちゃん、どうもありがとう。私が遥ちゃんにオーダーしたのは「優しさ溢れる希望満ちた風景」、その答えに「写真の中でいつでも遠くへ行ける」、この言葉にグッときてしまいました。そうよね、私たちは写真という海の中に入れば、望む場所どこにでも行けるし、そしていつでも行けるのだと。そう思うと心にぽっと灯火が着いたような気持ちになりました。大丈夫、私たちは自由だと。自粛だ、制限だと様々なことがままならない今日だけど(それも延長されそうだし)、心の自由、想像力はまだ私たちの手の中に溢れていると確信しました。これを手放さなければきっと生きていけると思いました。そういえばパンドラの箱の最後に残ったのは「希望」だったな、なぜだかふと思い出しました。COVID19後の世界は否応なく変わるでしょう。ライフスタイルなどももちろんそうですが(もう毎日電車に乗って会社に行く世界ではなくなるのかなと思っています)、それ以上に価値観が変わるのではないかと思います。もしかしたらもう少しずつ変化しているかもしれませんね。時間やお金の使い方、誰と過ごすか、どのような場所で暮らすか、などなど……。自分にとって大切なものはなんなのだろう?と一人一人が考え、選択していく社会になっていくのではないかと思います。自分の軸を大切に、他者と共有し、そしてお互いの良さを理解しあえる社会になるといいなと思っています。遥ちゃんから送られてきたたった3枚の写真、でもこの3枚は私にとってとても大きな意味があると思いました。折をみてまた注文したいなと思っています。本当にどうもありがとう。

咲恵ちゃんのオランダ語学習がいい感じに進んでいるのをみていると、なんだか元気になります。咲恵ちゃんの好奇心ならあっという間にオランダ語をものにできてしまうのではないかと思えるから不思議です。新しい言語を学ぶことはとてもエネルギーを使うし、取得するまでの過程を楽しめるくらいじゃないとなかなかものにならないような気がします。私は去年ラジオ講座で中国語講座を聴いていたのだけど、えぇ、さっぱりダメでした。仕事で少し使うことがあるのでやろうかなと思ったのだけど、根っからの漢字が苦手(読めるけれど書けない。だから社会も日本史ではなく世界史を選択したくらい。けれども中国史というのがあるのをすっかり忘れていてそれはそれは漢字の練習から始めるという苦行が待っておりました)、5月の連休で挫折した記憶が新しいです。中国語(台湾語もね)は音が好きです。ちょっとフランス語っぽい。音楽のように流れる感じ(ちょっと激しい、いやかなり?)がとても心地よいのです。が、なにせ漢字が……。文法もそんなに難しくなかったと思います。おそらく読む、聞くはなんとかなるけれど、書く、話すは一生取得できないのではないかと思われます。ほんと、この4つをバランスよく学ばなければダメよねぇ。あとは好奇心!仕事が理由じゃ、身につくのはほんといつの日のことになるのだろうか。それにかける時間があるのなら、私はフランス語をブラッシュアップしたいなと思います。そしていつの日かアムステルダムに行った時、颯爽と咲恵ちゃんがオランダ語を通訳をしてくれて、咲恵ちゃんすごい!と目を大きく広げて驚いている私に脇目も触れず、いろいろ美味しいお店に連れて行ってくれることを想像してしまいます。デリバリーもそうだけれど、アムステルダムはたくさんの美味しいものに溢れていそうで、とてもとても魅力的です。

そういえば先日、久しぶりに織機に糸を張りました。エジプト綿の糸をシャワー染めした糸です。白いシャツに似合いそうなショールを織ろうと思っています。経糸経糸(織りは縦糸とは言わず、経糸といいます。横糸ではなく緯糸)を張ったら、色の濃淡が自由気ままにあちらこちらに出てきて、なんだかまるで地中海の波のよう。美しいなぁとうっとり撫でながら作業を進めています。美しいものは扱っているだけでテンションが上がりますね。緯糸を通すたびにうきゃうきゃしてしまい、なかなか織りが進まないのだけど、まぁ、そう急いで仕上げるものでもないので、気の向くまま、けれどもていねいに織り上げていこうと思っています。こういう時は何も考えず手を動かす作業が一番向いているような気もします。糸も少し余っているので、小さなコースターを織って、遥ちゃんや咲恵ちゃんなど親しい友人たちにプレゼントしたくなりました。もらってくれるかしら?

棚ぼたで見つかったぬか床は今日も元気です。またね。

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