上田 善行

エンタープライズ向けIT業界において20年以上の事業運営を経験し、現在はサンフランシス…

上田 善行

エンタープライズ向けIT業界において20年以上の事業運営を経験し、現在はサンフランシスコ発のウェビナープラットフォーム企業であるON24の日本カントリーマネージャーとして国内事業を統括する傍ら、外資系SaaS企業の日本進出も支援してます。

最近の記事

ディープフェイク技術と自我と日本人について思うこと。

まずは以下のYoutube動画(開始後20秒あたりから)を見て欲しい。Metaphysic AIのディープフェイク技術はリアルタイムで顔が変化し、合成された顔に不気味さが殆どない事に驚く。声はまだ駄目だが、精度が上がれば本人と見分けがつかなくなるだろう。 この技術の一般化は数年で来るので、デジタル上で完全に他人になれてしまうわけだが、なられた方はたまったもんじゃない。犯罪で使われるとヤバすぎる。しかし規制するのは難しそうだ。という事は本人性確認の話になるので、本人であること

    • 営業にとって、Differentiators(差別化要因)は重要だ。

      差別化要因は競合に勝つ提案に必ずあるもの市場で唯一無二の製品でもない限り、バイヤーは複数の選択肢から自らに最も合った製品を選んで買うため、そこには必ず競合製品が存在します。営業は常に商談において競合他社を確認し、受注に向けて勝つためのストーリーを書く必要があります。 その組み立てにおいて、重要になってくるのが、貴社製品の「Differentiators(差別化要因)」です。営業は提案プロセスの中で、如何にして自社の差別化要因をバイヤーの意思決定基準として採用してもらうかが極

      • 営業は最高にクリエイティブな仕事である。

        大阪で働き始めて20年以上が経ち、今は東京で外資系IT企業の国内事業を統括していますが、社会人になって、これだけはやりたくないと思っていた職種が「営業」です。 当時の私にとって、営業とは人に頭を下げて何かを買ってもらうイメージがしかなく、スキルや経験は必要なく、媚びへつらう事が最も重要という間違った認識があったのです。 何にも縛られる事なく自由に生きたいと10代後半からミュージシャンとして生計を立てる事を目指しアパレル企業に勤める傍ら音楽活動をしていましたが、収入が少なか

      ディープフェイク技術と自我と日本人について思うこと。