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木はどれも一緒じゃないよ / ウッドショックによる国産材人気 / 信用ベースによる木材トレーサビリティ / 次世代木材産地判定技術の開発・世界へ発信
木材のトレーサビリティは、現状、信用ベースに頼っている。それが産地偽装や違法伐採に繋がっていることに、木を扱う人は皆気づいているが、とても管理しきれないので、最終的には木はどれも一緒でしょという横着な扱いをしている。 ウッドショックから始まった国産材人気は、おそらく今後産地表示を差別化に使おうする業者が多くなると想像する。 森林面積の多い飛騨高山だが、飛騨の木材市を眺めてみても、他県からの木材が多く出品されており、その後それらの産地はきちんと明示されていくのかとても心配。
SDGs未来都市 岐阜県高山市主催 期間限定オンライン展示会 ”めぐるめぐらす” に参加します|エコフレンドリー|サーキュラーエコノミー|新しい言葉が次々と生まれ人々の関心は”自然”へ|樹木の成分が広げる世界|個人名で出展する意味とは
ここ数年、人類が環境に負荷をかけてきたツケがまわってきているように感じます。気候変動しかり、ウイルスしかり。経済は大きな打撃を受け、多くの人たちは自分の置かれた状況を見直す機会を得ました。そしてこのようなタイミングで、高山市はSDGs未来都市に選定されました。 昨年同じ時期にあった展示会の流れを組むものですが、今年はSDGsを意識して企画された展示会となっています。当初は会場を用意し、リアルで行なわれる予定でしたが、度重なる緊急事態宣言の発令によりオンライン化されました。
運命の出会いで入手したモンスターウルシ・まさかの製材拒否!さて困ったウルシの製材・原木から染み出す驚異の樹液パワーは別格・師より教わるその対処法とは
今年も多くの原木を入手したが、最後の最後に出てきたのがウルシだった。岐阜県産ではなく長野県産ということもあり、入札を見送るつもりだった。過去にかぶれ、全身醜い水泡まみれとなり、二度と触るものかと誓った苦い経験があるので、その時点では記念に写真を撮っておくつもりだけだった。土場に並ぶ姿をみてその太さに驚き、興味津々なるも、体質によっては樹液の揮発成分にも反応すると知る今、少し離れて腰を引きながらの撮影となった。その写真たちが以下のもの。 ウルシというとウルシを採取する(漆掻き
自然ツアー・生きている樹木の姿を眺め、木材のサステナブルを考える・使われている木材がどんな環境でどのように育ったのか知っていますか・子供たちにこそ体験して欲しい
私たちが使う飛騨高山の木材。木材市場に並んでいる原木を見ても、どんな葉をつけ、どんな樹形をしていたかを想像できる人はいません。細かったり、少し曲がったり、節があると、価格が下がってしまうので、輸送費をかけてまで運ぶことはしません。基本、太く、まっすぐな原木のみが並ぶことになります。 でも、山に入って木を眺めていると、細く、曲がった木が実に多いことに気づきます。私たちが好んで入手する原木たちは、実は特別だったと気づくのです。 実際に原木から見ている私たちでさえ、こんな状態な
新しい試み・伐採現場を見学、立木の状態で木材を購入・完全なトレーサビリティ・伐採業者の進む高齢化・新規参入の少ないこれからの林業と木材活用を考える・木材のストーリーを愛するお客様のための家具を作りたい
飛騨の山間部に住んでいますが、伐採現場をみる機会は非常に少ないのが正直なところ。もちろん危険な作業のため関係者以外は立ち入り禁止で、見たくても近づけないのが普通です。仕事がら日常的に製材された木材や木材市場に並ぶ原木は見ますが、立木の状態を知ることはありません。どんな樹形をしていたのか、どんな状態で伐採されたのかは全く知ることができないのです。 木材のトレーサビリティの必要性を叫んでかなりの時間が経ちますが、どんな山のどんな場所に生えていたのかは情報として集めきれずにいまし
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