「日航123便墜落の新事実」 青山透子 著 河出書房新社
1985年御巣鷹山に墜落した日航123便の事故原因に迫る調査結果です。膨大な資料をまとめ、目撃証言を集めこの本にまとめあげた著者は、元日航のCAで、123便のクルーとは親しい同僚だったの青山透子さん。
彼女の執念を感じさせます。
この事故には、様々な謎があります。まず、墜落現場がなかなか確定できなかったことが挙げられます。
当時僕は、会社員で、独身寮のロビーにあるテレビを見ていて、まだ見つからないのか・・・となんともいえない気持ちでいたのを覚えています。確か、墜落地点と思われる場所が二転三転しており、科学が発達した時代に、こんなこともあるのかと驚きました。
この本を読んで、分かったのですが、ご遺体の多くがジェット燃料とは思えないような焼け方をしていたという法医学者の証言がありました。また、当時「墜落した123便を、2機のファントムが追尾していた」「123便にオレンジ色の楕円形の物体が張り付いていた」などの目撃例が数多くあったのだそうです。また、機内から乗客が撮った写真には、黒い点が写っていました。その黒い点は画像解析すると、機体に近づいてくるオレンジ色の物体だったのだそうです。
ここまでは、おそらく実際にあったことと判断しても良いのではないかと思います。それから先は、個人個人が推定するしかないのです。