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Eaglesの「Hotel California」の英語

この曲を最初に聴いたのは、大学生のときです。歌詞の意味なんてわからず、ただただかっこいい曲だなぁと思っていました。

しかし、後年、歌詞をよくよく見てみると・・・。

出だしは、こんな感じです。colitasという言葉がいろいろな意味を含んでいます。

On a dark desert highway, cool wind in my hair
暗い砂漠のハイウェイで、冷たい風が髪に当たる
Warm smell of colitas rising up through the air
コリタスの暖かい香りが空気に漂ってくる

です。
「Warm smell of colitas rising up through the air」に出てくるcolitasという言葉は、スペイン語の「colitas」からきており、「小さなしっぽ」を意味しますが、ここでは大麻の芽(マリファナの一部)を指していると考えられています。歌詞中では、colitasの暖かい香りが空気中に漂っているという描写があり、これはリラックスした雰囲気や、当時のカリフォルニアの文化を反映していると解釈されることが多いです。
この部分は、自由や快楽を象徴する一方で、歌全体にある誘惑と堕落のテーマを強調する要素ともされています。


ホテルカリフォルニアは、天国なのか地獄なのか?

And I was thinkin' to myself, "This could be heaven or this could be hell"
私は考えた、「ここは天国かもしれないし、地獄かもしれない」と
Then she lit up a candle and she showed me the way
彼女がろうそくに火を灯し、道を示してくれた
There were voices down the corridor, I thought I heard them say
廊下の奥から声が聞こえてきたようで、私はこう聞こえた気がした
"Welcome to the Hotel California Such a lovely place (such a lovely place) Such a lovely face"
「カリフォルニアのホテルへようこそ、なんて素敵な場所(なんて素敵な場所)、なんて美しい顔」


この辺りになると、なんか妖しい雰囲気になってきます。

She got a lot of pretty, pretty boys that she calls friends
彼女は「友達」と呼ぶたくさんの美しい少年たちを連れている
How they dance in the courtyard, sweet summer sweat
彼らが中庭で踊る様子は、甘い夏の汗を感じさせる


ここでは、1969ってなんなんだろうと思っていたら、ChatGPTさんが教えてくれました。

Some dance to remember, some dance to forget
ある者は思い出すために踊り、ある者は忘れるために踊る
So I called up the Captain, "Please bring me my wine"
だから私はキャプテンに電話して、「ワインを持ってきてくれ」と言った
He said, "We haven't had that spirit here since 1969"
彼は言った、「1969年以来、ここではその酒は置いていない」
We haven't had that spirit here since 1969」というフレーズの「spirit」は、ここでは二重の意味を持つ可能性があります。

  1. 酒に関する解釈: 「spirit」は英語で「蒸留酒」を意味することがあるため、表面的には「1969年以来、この場所にはその酒(蒸留酒)は置いていない」と言っている可能性があります。この場合、主人公が「ワイン」を注文したのに対し、ホテル側が「ここにはその酒はない」と返答しているのです。

  2. 精神的な解釈: もう一つの解釈は、「spirit」が「精神」や「雰囲気」という意味を持つことです。この場合、「1969年以来、この場所にはその(昔の)精神は存在していない」と解釈でき、1960年代の自由で反抗的な文化や理想が失われていることを示唆していると考えられます。1969年は文化的に重要な年であり、例えばウッドストックやヒッピー文化が象徴する自由や理想主義がピークを迎えた時期でもあります。

このフレーズは、物語の舞台である「ホテル・カリフォルニア」が過去の栄光や理想から遠ざかり、堕落や虚無の象徴として機能していることを暗示しているとも解釈されます。



"They're livin' it up at the Hotel California What a nice surprise (what a nice surprise) Bring your alibis"
「彼らはカリフォルニアのホテルで楽しく過ごしている。なんて素敵な驚き(なんて素敵な驚き)、アリバイを持ってきて」

ここは、アリバイってなんなのだろうと思ってしまいます。再びChatGPTに聞いてみました。

livin' it up at」は、口語的な表現で、「(特定の場所で)贅沢に楽しんでいる」や「盛大に楽しんでいる」という意味です。ここでの「it up」は、楽しむことや豪華なライフスタイルを指しています。
livin' it up at the Hotel California」というフレーズでは、「カリフォルニアのホテルで豪勢に楽しんでいる」という意味になり、ホテルにいる人々が贅沢な時間を過ごしている様子を表現しています。この表現は、楽しい時間を過ごしているようでありながら、その背後に潜む虚しさや罠のような要素も感じさせる一節となっています。
Bring your alibis」は、「アリバイを持ってきて」という意味ですが、このフレーズには単なるアリバイ以上に意味が含まれていると考えられます。
アリバイは、犯罪や不正に関与していないことを証明するための証拠や説明ですが、ここで「アリバイを持ってきて」と言うのは、何か後ろめたい行為が行われていることを暗示している可能性があります。ホテル・カリフォルニアの世界では、登場人物たちは贅沢にふけり、罪悪感や責任から逃れようとしているかのような雰囲気が漂っています。
このフレーズは、以下のような意味を仄めかしているかもしれません:

  1. 虚偽や逃避:ホテルで楽しんでいる人々が、何か後ろ暗いことをしている可能性があり、その言い訳やアリバイを持参する必要があるという皮肉な暗示。つまり、自分たちの行動を正当化するための「嘘」や「ごまかし」が必要だということ。

  2. 責任逃れ:歌詞全体のテーマである「逃れられない場所」において、誰もが自分の行為や選択から逃れたいがためにアリバイを持ってくる必要がある、という意味合い。

このフレーズは、登場人物たちが表面的には贅沢や快楽を楽しんでいる一方で、背後には逃れられない罪悪感や責任からの逃避を仄めかしていると解釈されることがあります。


そして、しばらくすると、またまた意味深なフレーズ。

Mirrors on the ceiling, the pink champagne on ice
天井に鏡があり、ピンクのシャンパンが氷で冷やされている
And she said, "We are all just prisoners here of our own device"
彼女は言った、「私たちは皆、自分の仕掛けた罠に囚われた囚人なのよ」

We are all just prisoners here of our own device」の「device」は、ここでは「仕掛け」や「策略」、「工夫」という意味で使われています。この文全体は、「私たちは皆、自らの仕掛けたものの囚人である」ということを示しています。
つまり、deviceは比喩的に、自分たちが生み出したもの、選択したもの、あるいは自ら作り出した状況やライフスタイルを指しています。この場合、「カリフォルニアのホテル」に閉じ込められている人々は、自分たちの行動や欲望の結果として、自由を失っているという意味になります。
具体的に言うと:

  1. 自己選択による束縛:彼らは快楽や贅沢な生活、物質主義など、自らが追い求めたものに縛られ、それによって囚われの身になっているという解釈ができます。

  2. 自己責任の象徴:ここでは、誰か他人によって囚人にされたのではなく、自分自身の選択や行動によってこの状況を招いているという点が強調されています。

このフレーズは、歌全体のテーマである「欲望と誘惑の罠」や「自分からは逃げられない」というメッセージを深めており、自己責任や内面的な囚われの状態を象徴していると言えるでしょう。


そして、ホテルカリフォルニアの物語は、次の歌詞で終わります。

Last thing I remember, I was running for the door
最後に覚えているのは、私は出口に向かって走っていたことだ
I had to find the passage back to the place I was before
以前いた場所に戻る通路を見つけなければならなかった
"Relax," said the night man, "We are programmed to receive
「落ち着いて」と夜の男が言った、「私たちは受け入れるようプログラムされているんだ
You can check out any time you like, but you can never leave"
いつでもチェックアウトできるが、決してここを出ることはできない」


ホテルカリフォルニアとは、華やかなようでどこかに不安があり、そしてそこから出ることのできない・・・それぞれの人の人生を示しているのか、人々が住んでいる社会を示しているのか・・・?


ホテルカリフォルニアのイメージでChatGPTに描いてもらいました。


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