「モリー先生との火曜日」 ミッチ・アルボム著 NHK出版
テレビの番組で、かつての恩師である社会学者のモリー・シュワルツ教授がALS(筋萎縮性側硬化症)に陥っていることを知った著者は、1000マイル離れたところに住むモリー先生に会いに行きます。
その日から著者は、モリー先生が死ぬまで、毎週火曜日に、先生の最後の講義を受けることになります。
その講義の中のモリー先生の言葉がとてもいいです。以下は、その一部。
・文化がろくな役に立たないんなら、そんなものはいらないと言えるだけの強さを持たないといけない。
・必要なときには、まず思いっきり泣く。それから、人生にまだ残っているいいものに気持ちを集中する。
・そういった感情に自分を投げ込む、頭からどーんと飛び込んでしまうーそうすることによって、感情を十分に、くまなく経験することができる。☆「そういった感情」とは、例えば、愛、悲しみ、恐怖、苦痛など。
・死ぬまで教師たりき。
・問題は、われわれがみんな似たようなものであるということを信じないところにある。
・はやばやとあきらめるな、いつまでもしがみつくな。
・死ぬ前に自分を許せ。それから人を許せ。