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自分の最高を出す

先日、本田健さんのポッドキャストを聴きました。
本当に久しぶりだったのですが、今の私の心情にまさにぴったりで、胸の奥に突き刺さるような感覚がありました

『自分の最高を出し、相手の最高を引き出す』

この言葉は本田健さんがポッドキャストでおっしゃった内容と少し違うかもしれませんが、私の言葉で整理するとこうなりました。

私は『切磋琢磨』という言葉が大好きで、若い頃は「誰にも負けたくない!」という気持ちがとても強かったのを今でも覚えています。
自分の分野で、人が知らないことを知っていたい。
もし誰かが知っているなら、もっと深く理解していたい。
そんな思いで20代を過ごしてきました。

私はシステム開発を仕事としているので、ITスキルやプログラミングスキルにおいては「絶対に負けたくない」と常に思っていました。

30代で起業した際、名刺の裏にこう記しました。

「小さいときから
 負けん気だけは人一倍強かった。
 好きなこと、始めたこと、
 続けていること…
 一番になりたい」

最初のうちは良かったのですが、様々な学びの会や異業種の集まりで名刺交換をするたびに、「自分のことしか考えていないみたい」
といったフィードバックをいただくようになりました

実際にはそんな気持ちはなかったのですが、『勝ち負け』という言葉を使っていたせいか、『自分さえ良ければいい』と受け取られてしまったのかもしれません。
正直に言えば、当時の私のモチベーションには人との比較が影響していたことも事実です。
劣っている部分があれば追いつきたい、優れている部分があればさらに引き離したい。

私は高校時代に陸上競技をしていたこともあり、
前に誰かがいれば追い越したい、先頭ならば必死に逃げ切りたい、そんな気持ちが常にありました。

この思いが何年経っても心の中に残り続けていたのだと思います。

しかし、様々な学びを重ねる中で『分かち合う』という言葉の大切さを理解し始めました。
そこから、『自分の知識を人に伝えたい』『一緒に成長したい』という思いが強くなってきました。

人と協力し、互いの強みを生かし合う。
自分だけではできないことを人の力を借りて成し遂げる。
それが嬉しいと感じるようになりました。

少し前置きが長くなってしまいましたが、今の私の心情は『熱くなりたい』。
人と一緒に『最高の状態をつくりあげたい』という気持ちでいっぱいです。

そんな想いを抱いている中で出会ったのが、冒頭にご紹介した言葉です。

『自分の最高を出し、相手の最高を引き出す』

惰性で生きるのではなく、全力でチャレンジする。
自分の最高を出し、相手の最高を引き出し、共に最高の状態やモノを生み出す。
これなんだよ。
そう思った時、恥ずかしながら、涙がこぼれました。

心の奥には、気づかないうちに『諦め』があったのかもしれません。
年齢や環境を言い訳にして、少しずつ情熱を抑えていたのかもしれないと気づかされました。
そして・・・
もう一度、自分らしさを全力で表に出そうと心に決めました。

ありがとう。
感謝ですね、本田健さんに。

今日も読んでくれて、ありがとうございます。
感謝です。

ではまた。

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