最終皇帝伝説――レオの預言 総序
預言書 [コンスタンティノープルの復興に関する予言]
I. イシュマエル族は七つの丘の都市の近くに上と下に建物を建てる。七つの丘の都市よ、災いあれ。彼はあなたの破滅を告げる。あなたはハガル人によって包囲され略奪される。彼 [すなわちイシュマエル] は多くの領土を転覆させ、多くの都市が破壊される。イシュマエルは多くの島々を逃げさせ、それらは彼の手に渡される。海の支配者たちは恐れ、島々の住民は皆大いに嘆き悲しむ。キプロスよ、災いあれ。霜が降りるとイシュマエルはあなたを捕らえる。その時、エジプトには救いはない。
ΙΙ. その後、金髪の国々が東と西からかき乱され、混乱に陥れる。そしてハガル人が集まって戦争を起こす。金髪の種族は彼らを敗走させ、彼らは穂のように倒れる。蟻ほどの数の艦隊が彼らに向かって動いて、彼らは七つの丘の町に集まり、陸と海で大戦争が起こる。彼らはコントスカリオンを通って七つの丘の町に入り、イシュマエル人を打ち破り、それを占領する。しかし、軍の指導者たちは、誰がその町を支配するかについて互いに争い、お互いをひどく殺し合うので、すべての窪地と七つの丘の町全体が血で満たされ、3歳の子牛でさえ溺れ、血は18スタディオンにわたって海に流れ込む。
ΙΙI. すべての罪人が滅び、誰も立ち上がれないこの苦難の後、そのとき、目に見えないものの中から声が聞こえ、雷のように語る。「私たちは義しく立ち、恐れをもって立ち向かおう。この罰は私にとってすでに十分」。すると、すぐに戦争は止む。白いローブを着た二人の男が現れ、皆の心に光が輝き、残っていた神の民は素早く彼らに従う。彼らは、ぼろぼろの服を着て、悲しみと絶望に満ちた平和で神聖な王を見つけるだろう。なぜなら、彼もまた彼らの真っ只中で戦争をしていたから。そして、伝令は三度はっきりと叫ぶ。「これが彼です。彼を王として迎え入れなさい！」 そして、キリストの名を持つすべての人々は彼を王として崇め、アヤソフィアに連れて行く。[そこで]王は神を賛美すると、三人の天使が彼を王として戴冠し、四人目の[天使]は、貴重な十字架と剣を王笏として手に持って言う。「このしるしによって敵を打ち負かしてください！」 それから王は金髪の民族を飼いならし、西方諸国を平定する。その後、彼は力強い手と伸ばした腕でイシュマエル人を追い、彼らを完全に滅ぼす。3年間、彼は諸国を追い、無数の民を倒し、こうして王は聖なるシオンに向かう。彼が向きを変える間に、地上の宝が開かれ、王は各人にその価値に応じて与え、地はその実りを与える。そして全世界に喜びが満ち、各人は自分の土地に集める。
ΙV. その時、ゴグとマゴグが出て来て、他の多くの国々も彼らと共に出て来て、地の砂のように数え切れないほどになる。人の住む世界には大いなる恐れがある。その時、王は神の前で泣き、天から火が降りて彼らを焼き尽くす。その時、人の住む世界全体に大いなる平穏が訪れる。彼らは破壊された都市を修復し、破壊された神殿を再建する。そして、不正を行う者も不正の被害者もいない。彼の王笏は35年間生き続ける。
[もう一つの預言（異文）]
I. イシュマエル人の一族は、七つの丘の都市の近くに上と下に建物を建てるだろう。なぜなら、彼はあなたたちに破滅を告げるから。彼女 [すなわち、都市] はハガル人によって包囲され、略奪されるだろう。彼らは多くの土地を破壊し、多くの島々を荒廃させるだろう。そして、支配者たちは大いに恐れるだろう。キプロスよ、イシュマエル人があなたたちを捕らえるために凍りつくとき、あなたたちも悲惨だ。そしてその時、エジプトには救いはない。
II. その後、金髪の種族は東からも西からも襲い来て、彼らを混乱に陥れるだろう。そしてハガル人は集まって戦争をするだろう。金髪の種族は彼らを逃げさせ、彼らは夏 (収穫期) のトウモロコシの穂のように倒れるだろう。そして、コントスカリオンから彼らは都市を奪取するだろう。彼らは東と西から集まり、大戦争を戦い、血は18スタディオンにわたって海に流れる。
ΙΙΙ.–IV. そしてすべての罪人は滅びると、叫び声がする。「恐れて立ち止まれ！」そして2人の天使が王を運び、彼に王冠を授ける。するとすべての人が彼を王として崇拝する。彼は金髪の国と他のすべての国を征服し、3年間ハガル人を追いかける。そして、世界中のすべての居住地に平和と愛がもたらされる。その後、彼はエルサレム、聖なるシオンに行き、神を三度賛美する。彼は教会を修復し、破壊された修道院を再建する。こうして不正を行う者も不正の被害者もいなくなる。そして（彼の）王笏は35年間生き続ける。
V. 彼らが言うように、王笏は1年間アラビアに行きます。彼の統治下では、目に見えない神の唆しにより、宝石の木片が一つにまとめられ、王に与えられる。そして彼はエルサレムへ、我々の真の神であるイエス・キリストの足が立っていた場所へ行き、自らの手で宝石と王国を明け渡す。彼はその栄光を主なる神に明け渡し、この二人と共に魂も明け渡す。それから聖都エルサレムに恥知らずで何の役にも立たない三人の若い王が現れ、150日間統治する。彼らは互いに激しい戦争を繰り広げる。最初の王はテッサロニキへ向かう。するとテッサロニキは言う。「お前は聖徒たちの誇りだ」そして彼は大戦争を巻き起こす。司祭、民衆、修道士たちが多くの激しい戦争兵器を持ってローマへ向かう。彼は門の前に立って、彼女に言うだろう。「万歳、トレティクス市よ、あなたの剣は鋭い！」そして彼らは金髪の国々も編入し、それから国々と民衆は動揺するだろう。そして僧侶と修道士たちは大規模で恐ろしい戦争を戦い、お互いを殺し合うだろう。
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