WT2 Plus 翻訳機
WT2 Plusという翻訳機を使ってみました。
そうイヤホン型です。耳にお互いが装着してハンズフリーで会話が出来ると言うのが売りです。
スマホにアプリを入れて、イヤホンをbluetoothでペアリングすれば使用可能となります。「同時通訳モード」「タッチモード」「スピーカーモード」の3つが用意されています。
「同時通訳モード」はその名の通り、イヤホンを耳に装着して話をするだけで、相手側のイヤホンから翻訳された言葉が流れます。翻訳された言葉だけが聞こえて来る為。自然な会話感が出ます。ただし、話の途中で数秒途切れると、翻訳が始まってしまします。
「タッチモード」は、イヤホンをタッチしたところからの会話を翻訳し、再度タッチしたところで区切り、相手に音声が流れます。「翻訳モード」の会話の途切れや周りの騒音などの対策になりますが、タッチが認識されなかったりと少し操作が難しいです。
「スピーカーモード」は、こちらがイヤホンを使用し相手がスマホ(私のスマホを渡す)を使用し会話します。一般的な翻訳機の感じですかね。
どのモードも、スマホ上にはマイクでとらえた言葉の文字と翻訳した文字が出ます。
今回は、会社の優秀なスタッフに協力頂き試してみました。彼女はスロバキア語とハンガリー語が母国語、英語はTOEIC900点越えで、日本語は私より上手です。
上からハンガリー語、スロバキア語、英語の結果です。
緑の吹き出しが、私の発言で日本語を翻訳して相手のイヤホンから音声として流れています。青色の吹き出しは、相手側の発言で日本語に翻訳されて私のイヤホンから流れます。
実力ですが、翻訳のレベルとしては、
英語:日常会話は問題無し、仕事や会議などでは使いづらい。特に専門用語が出たり、主語・述語などが省略されると意味が分からなくなることがある。
ハンガリー語:旅行で使うなら十分。
スロバキア語:誤訳が多く、伝わりにくいかもしれない。
私の個人的な意見では上記の様に思います。
声が小さいと、スピーカが感知しない。イヤホンから音声が流れている間に話すとその部分が切れてしまう。などの事象もありますので、使い方が悪かったのかもしれません。
またAIと謳われている為、将来レベルが格段に上がるものと思います。
実際使用頻度の多い英語が優秀で、使用頻度が極端に少ないと推測されるスロバキア語が一番精度が低かった事にも表れていると思います。(スロバキア語が難しすぎるのも一因とは思います)
ちなみに、オバマさんの広島でのスピーチの冒頭をスピーカーモードで翻訳してみました。
スピーチですので、詩的なところもあり難しいでしょうがこんな感じになってしまいました。
会議で使用したかったので、現時点では使用が難しく残念ですが、これからドンドン進化すると思いますので、このまま使用していきます。