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小銭でパンパンの財布
先日、義母が小銭がたまって
困るっちゃ、と言うので
見るとポーチや缶かんの入れ物に
ワンサカ入っているのです。
買い物した時に出せばいいのに、
と助言したのですが、
そういう気はまったくなさそうで
返ってきた言葉が
近所のお店に買い物に行って
この小銭で支払ってくると言うので
田舎でアナログなちっちゃなお店で
大量の小銭で支払われるのは
断りはしないでしょうが
ハッキリ言って大迷惑!
現金自動受け払い機があるお店なら
まだしも、受け取ったら
間違いなく受け取ったか
数えて確かめなきゃいけないです。
そんな迷惑なことを
しなくてもても普段から
お札でばかり支払わないで
小銭も使って支払えると
いいだけなんですが。
何が言いたいかと言うと
認知症が進むと計算が苦手になり
「失計算」と呼ばれる
症状が現れます。
買い物の際に
お金をどのように支払えば良いかが
わからなくなって
レジでまごつくことが
多くなるのです。
例えば
「会計が320円になります」
と言われたら、
100円玉を3枚と10円玉2枚
出せばいいと判断できるのですが、
失計算になると
数字の読み方が苦手になり
数字の並びを見た時に
1の位、10の位、100の位が
何を意味するのかも
わからなくなり
お金をどう払えばいいの
わからなくなってしまうのです。
認知症の初期から
買い物ができてもお釣りが
いくらかがわからなくなるケースも
出てきます。
こんな時に過去の経験から
紙幣で支払えばお金が足りると
いう経験からお札で買い物を
するようになるのです。
ちょっと違うのですが
小銭をだす時に手間取ってしまうのを
恐れて、紙幣を出すケースも
結構、あるようですが
これも要注意です!
高齢者の家族や両親など
身近な人の様子を今一度
そっと見てあげてください。
財布が小銭でパンパン、
家のあちこちに
小銭が置いてあるとかは
失計算に悩んでいるサインです。
ご本人が買い物好きなら
計算が苦手になっても
好きな買い物は続けた方が
いいと思います!
買い物を制限された方が
意欲の低下を防げて
外出の機会も増えるので
心身の衰えの進行を
食い止められます。
今のうちから
小銭も支払いの時に
積極的に使うクセをつけて行くのが
絶対に良いです。
最後に
注意することですが、
決して、本人様に簡単な
計算問題を出したりすることの
ないようにしてくださいね!
自尊心を傷つけることは
決してしないで下さいね!
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
よっしー☺︎