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自分の挙げた結婚式場にパフェ食べに帰る話【いちご】
こんなことってあるの???
あるみたい。実際に食べてきたので。
本当においしかったので、その味のレビューをします。
1日限定のイベントなので、今回は終わってしまいましたが、次回もあると思うので、そのときは是非食べに行ってください。
私の挙げた結婚式場について
https://iwai.official-wedding.jp/
IWAIと言います。
奥さんが結婚式したくない派で、
「結婚式ってそもそもなぜやるんだ?」
ということを二人で話し合ったときに、
「今までありがとうの感謝の気持ちを友人や家族に伝えたい」
ということになり、見つけた結婚式場です。
定番のケーキカットなんかはなく、みんなに感謝を伝えられていっぱい話ができて、最高の思い出を作ってくれる本質的な式場でした。
ここの良さを話すと大長編物語になってしまうので、今度書きます。多分。
そんなIWAIがパフェをやる
1日限定のこの企画。
結婚式を問わず人生の節目をお祝いできるIWAIは、
仕事で頑張っている私達にご褒美パフェで祝わせてくれるらしい。
しかもパフェに合わせてペアリングしたモクテルかコーヒーが飲める(アルコールも別売である)
2名1組で申し込む必要があり、誰かとお疲れ様をシェアできるところがIWAIらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1678380399430-bXeKCvcM9Y.jpg?width=1200)
ちなみに、予約はすぐ埋まるので、申込みの事前アナウンスをSNSで拾ったら、申し込み開始の瞬間は↑のニュースページからが一番早く申し込める傾向にあります。(私調べ)
(ボリュームあるのでお腹を空かせていってね)
パフェが好きだ。
奥さんの友人のガラス職人にパフェ皿を手作りしてもらった程度には。
![](https://assets.st-note.com/img/1678378831252-pyGMsqG3h7.jpg?width=1200)
家に帰ったらいつでもこっちはパフェ作れるんだという安全基地があるのとないのでは大違い。
みんなも作ろう。
ここで少しパフェの良さを少し語らせてください。
レビューもしたいので早口で。
パフェはフルコースとバイキングである
フルコースとバイキング。
水と油のように相容れないこの2つがパフェの中には混ざり合っている。
一般にコース料理を頼んだらバイキングはできない。
同様にバイキングを選んだらコース料理は食べられない。
この食いしん坊のジレンマをパフェは、パフェだけは祝福してくれる。
パフェは上から下まで順序立てられた設計。
一つ一つお皿に別盛りにすれば、それで美味しく召し上がれるものを、順番にちょっとずつ盛り付けてくれる。
しかも同じ皿に盛り付けるため、全体の見た目で美しくないといけない。
なんて贅沢で芸術的なフルコースなのだろう。
一方でパフェはその順序を裏切ることも許されている。
一番奥からひっくり返して食べても良い。
同時に食べても良い。
そこではバイキングのお皿に乗せた麻婆豆腐のスープが思ったより広がって、ソーセージにくっついちゃうみたいな現象が発生する。
パフェはそれも想定して設計されている。
バイキングの場合は混ざっちゃっても自分でよそった結果なので、諦めて食べるほかない。
しかし、パフェは違う。
混ざることは当たり前なので、混ざったら美味しくなかったは許されないのだ。
今回はいちごのパフェなんだって
いちご。ついに来たかと思った。
いちごはバナナと並ぶパフェ界の2トップといって過言ではないだろう。
大体のレストランは、いちごパフェと(チョコ)バナナパフェはある。
あるが故に大体のことは他のパフェでもやられてしまっている。
IWAIらしさである、いい意味の裏切りをどうするのか。
高いハードルが突きつけられていると感じた。
またシーズン的にもこの時期であることは想定できた。
クリスマス用に、いちごはハウスで11月ごろから作られる。
が、本当のシーズンは今この時期。
果物なんてなかなか自分じゃ買えないから、
久々の本物の苺…。胸が躍る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678380554375-ItM5w8SbRI.jpg?width=1200)
活けてあるお花のポーズをするのが慣例行事
結婚式場なので、すぐ机ではなく一度ウェルカムスペースで待機する。
今日使われる材料や、茶葉・コーヒー豆が紹介されている。
パフェは素材が見えにくいので、原材料が見れることは安心だし、どんな味なのかと想像が膨らむ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678380675497-WHuZJyY59J.jpg?width=1200)
野菜らしい。いちごとうるい、どんな味なんだ??
![](https://assets.st-note.com/img/1678380673521-g5DBXA7hWB.jpg?width=1200)
この時点で香りが良い
いざ出陣!!!
早くパフェの写真を乗せたいが、もう少し焦らされてほしい。
机に座ると、今回のパフェの設計図がある。
白黒なのが憎い。
これを見ながら
どんなパフェが来るのか。
どんな味がするのか想像を膨らませながら
焦らされるのである。
みんなも焦らされてほしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1678381303645-EignYiseDy.jpg?width=1200)
クリーム、ミルク、チョコレートという文字の並びに喜び、
水羊羹、水まんじゅうという文字の和洋折衷具合に驚き、
ココナッツ、柚子という文字の苺からの離れ具合に恐れ
そんな事を考えている間に
ついに
ついについに
運ばれてくる…
![](https://assets.st-note.com/img/1678381734964-cUYhRoQlYI.jpg?width=1200)
全体を俯瞰して攻め方を考えよう
![](https://assets.st-note.com/img/1678381946265-59ov1HGgmg.jpg?width=1200)
1日限定のいちごパフェ。
これが本当のいちご一会。
心していただきます!
私の攻め方
ちなみに私の攻め方ですが、ボーリング調査方式を採用しています。
ボーリング調査とは、穴を掘って地盤の状況や地層境界の深度などを調べる際に用いられる地盤調査方法です。(中略)
ボーリング調査は地面に円筒形状の孔をあけて、(中略)土のサンプルを採取します。これによって、掘っている部分の土質や強度が判断できるというわけです。
つまりパフェにおいても、地盤を崩さないように穴を掘って、どういった地層になっているのか味のサンプルを採取し、どの味をどの程度混ぜて食べ進めていくか、あたりをつけていく食べ方のことです。
今命名しました。
このとき、私は必ず自分から見て奥側に穴を掘るようにしています。
手前側のビジュアルをギリギリまでキレイに見るためです。
上層
上層はIWAIパフェの恒例となった、ビスケットのような帽子から始まる。
パフェの上層は絶妙なバランスで成り立っている事が多く、ボーリング調査をするにあたって上層は仕方がないから先に食べることはよくある。
しかしIWAIのパフェは、パフェ皿の下に大きめの皿があり、取り外してキープしておける。
しかもその後は安定した地盤に突入できるので、
慌てて食べさせられず、ゆっくりと会話を楽しむ余裕が生まれることが心地よい
中層
中層は怒涛のマリアージュタイム。
たっぷりのいちごに、
どれと何を組み合わせても全部合う。なんで?
パフェ職人の本気を垣間見ていく。
※ボーリング調査方式の人は、IWAIのパフェは壁面がめちゃくちゃ可愛いく作られているので、マリアージュゾーンは中心部に集中しています。
中心部を忘れずに調査しましょう。
この時、どのパフェにも共通して言えることですがアイスクリームを落とさないように気をつけます。
下層
今回一番驚いたのは、なんといっても下層。
写真をみてほしい。
中層から下層に入る際に、硬い地盤に当たる。
あれ、もう終わり?こんなに浅かったっけ?
否。
そこには「苺チョコレートのディスク」と呼ばれる
壁が立ちはだかる。
地盤を崩さないように恐る恐るスプーンで割り入れると、思わず声を漏らしてしまうほどの衝撃。
柚子とココナッツが織りなす、さっぱりの遊撃。
そこで気づいた。
確かにいちごパフェって美味しいんだけど、クリームやミルクやらで口の中もったりするんだよね!
コーヒーで流し込むのもいいけど、パフェを味変させて、スッキリさせることが可能なのか!!!
と。
この調査結果から、急遽方針を変更。
よくあるいちごパフェは下層にいちごジャム等が入り、最後甘すぎになったりする。
そういうときは、序盤から全体に混ぜていくが、今回はあまりの下層のしめっぷりに感動し、上層と中層を8割程度食べてから、下層と混ぜ合わせることに。
狙い通り、最高の味変カンフージェネレーションが実現できた。
対戦ありがとうございました
本当に優勝でした。ありがとうございました。
しっかりといちごに求める大切な部分は守りつつ、
壁を壊した先には新しい世界が待っているパフェ。
それはIWAIの本質的に大切なことを行う結婚式と
その先の未来に見える驚きの変化のようでした。
こうやって自分の結婚式挙げた場所に
パフェを理由に帰れると、ここに皆いたんだよな〜とか思い出せるのもいいよね。
気軽に戻ってこれるから、カジュアルに思い出せる。
うまかった!
![](https://assets.st-note.com/img/1678384400691-7wnVb81OIa.jpg?width=1200)
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