死にがいを求める屍たち
何をしたらいいかわからないなら、ただその瞬間を幸せに過ごすといいよ。
意外かな？
でもだってそうだよね。
きっとこれまでそんなふうに当たり前に自分に幸せを許してこなかったんじゃない？
明日のためにこうしなきゃ、ああしなきゃ。
これまでずっと未来への不安から逃れるために色々頑張ったよね。
周りの人たちを置き去りにして自分だけが幸せになることへ罪悪感があったんだよね。
だって自分の周りに幸せな人なんていなかったから。
周りのみんなと足並みを揃えて、苦楽を共にすることが生きがいだったんだよね？
違うの？そんなつもりはなかった？
でも今まさにそんな現実の中を生きているのに？
死にがいを求めて生きてたんじゃないの？
ゾンビみたいにさ。
本当は幸せになりたかった？
だったらそうすればいいじゃん。
今すぐに。
なぜそうしないの？
今やりたいことをすればいいんじゃない？
歌いたいのに歌わないの？
踊りたいのに踊らないの？
かっこ悪いから？
誰も歌ったり踊ったりしてないから？
今更周りのゾンビのことが気になるの？
またそうやってゾンビの振りを続けるんだ。
演技上手だよね、周りの誰も君が本当はゾンビじゃないって気づいてないよ。
その労力を別のことに使ってみたら？
ほらまた、でもだって…。
何をすればいいか思いつかない？
ウソつき、大ウソつき。
もう何万回も思いついたハズ。
そしてその都度隠してきた。
一体いつまで勿体ぶるつもり？
そんなのとっておきでも何でもないよ。
自分が特別な存在だとでも思っているの？
自分は誰かの劣化版に過ぎない？
そんなの勝手な決めつけでしょ？
そんなこと言ったって誰も慰めてくれないし、気にも留めない。
周りと比べる暇があったらいま自分がやるべきことをしなよ。
それか自分が癒されることや幸せを感じることをしようよ。
すべての瞬間を自分で居るってそんなに難しいことなの？
もう私にはわからないよ…。
あなたの相手をするのはもう疲れたの…。
一体いつまでそうやってイジイジし続けるの……。
自分を慈しんで心穏やかに生きればいいだけじゃない。
なんでそれができないの？
ただ当たり前に自分を生きればいいじゃない。
……もう本当に疲れたの。
だからもう来ないで。
うんざりなの。
本稿はこの曲を聞きながら書きました vol.002
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