自分にも周りにももう嘘はつきたくないから
私たちが自分自身を生きはじめ、イキイキと自らを発揮し始めると、必ず私たちの人生において次のようなワンパターンが発生します。
まずはそのお決まりのパターンを詳しく見ていきましょう。
1.理解されないか馬鹿にされる
これは主に子供のころのことです、幼少期は誰もが自分本来を意識せずとも生きられています。
それがいつのころからでしょう、己を生きようとすると、例えば両親が、”それは”あまりよくないよと言います。そして学校では、先生が筆頭となって、周りの誰とも違う”そんな”私たちを馬鹿にします。
そうしてあまりにも周りと違う自らについて、私たちの”自我”は必ず、自分が変なのだと断定します。でも周りと違うのは当然のことです、だって誰もが生まれながらの天才(アーティスト)だからです。
誰とも違うように唯一の存在として生まれついているのです。
2.反対されるか邪魔される
周りに理解されない、そんな中でも自分を生きる私たちに、いよいよ周りは強固な姿勢を示しはじめます。
例えば両親が、はじめはやんわり、徐々にストレートに反対しはじめます。
多くの従順な人々はこの段階で降参し、大人になったふりをし、仮面を被り、あるいは自らに蓋をします。でもそんなに器用に生きられない人々は、最悪自らの命を絶ちます。
そのくらい自己の表現とは重要なことだからです。そして最後くらいは自分らしくありたいと願い、死という表現を用いるのです。
このことはとても悲しい現実のように思いますが、自らを生きることを放棄した人々と比べる由もないことです。
自ら仮面を被った人々の人生はそれはそれは悲惨なものです。
なぜなら本来あるべき私たちという姿を世界は見失うからです。
私たちこそが世界の指標なので、その後の世界は混乱の一途を辿ることになります。
これは仕組みの話です、お決まりの世界のワンパターンなのです。
私たちが自分らしく行動することと、その反対の力が私たちに降りかかるのは必然の因果関係にあるということです。
これは必ず起こることなのですから、あらかじめ準備することが大事だということです。
とはいえ、10代や20代の若者にこの仕組みを理解させることは不可能です。
人間は人生経験において、幾度となく貴重な体験を積み重ねることによって、はじめてそのことを体感できるからです。
だからこの時期に起こる不毛ともいうべき人生体験は、ある意味必要不可欠なことなのかもしれません。
3.最後は当然のように全肯定
社会、両親、学校、会社、あらゆるしがらみを乗り越え、あるいはその途上でこの世界の仕組みに気づき、自らを悔い改めてその仮面を外しあるがままの自分を貫いた私たち。
いつしか周りの人々が掌を返していることに気が付きます。
これまであれほど1から10まで否定的であったはずの世界が、私たちの行動のすべてを受け入れ、賞賛をはじめたではないですか。
いったい何故?
それは私たちこそがこの世界の灯台だからです。
私たちは最後には必ず世界にとっての灯台となり、灯を世界へともたらす存在だからです。
これははじめから決まっていることであり、私たちの行動の行く末です。
だからこそ自分を生き始めた私たちに、「君は高いところを飛びすぎる」と言って周りは色々言ってくるようになるのです。
でも私たちは、周りの人々のことを気にする必要は全くありません。
私たちはあくまでも本来の自分を生きることだけに集中していればいいのです。その私たちにインスパイアされるかどうかは、その周りの人々が決めることだからです。
ですから私たちは自らの高さを維持し、そこで最後まで自分らしくあればよいのです。
周りに媚びへつらう必要はありません(そうしたいのであれば別ですが)
自分自身を生きることこそが、自分や周りに対して、嘘偽りではないありのままの自分でいられるもっとも簡単な方法です。
これは嘘偽りがどうこうという話ではありません、そもそもその必要はないということなのです。
おわりに
人間は目に見えている世界にとらわれるあまり、より大切な目に見えていない世界の方を蔑ろにしがちです。
私たちの行動の後に遅れて世界が変わります、いつだってそうなのです。
でもそれは致し方のないことなのです、この世界は光の速さを超えられない仕組みです。
一方で私たちの”意識”は違います、私たちのインスピレーション(閃き)からなる行動(インスパイア)はいつも光速を凌駕しているのです。
だから私たちよりも先に世界が変わることは不可能なのです。であればこそ、私たちが先にその道先の灯として在り方を示さねばならないのです。
だからもう自分に噓をつく必要はないのです。
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いかがでしょうか、世界とはこんなにも簡単な仕組みで動いているのです。
だから安心して、あるがままの自分を謳歌してください。
人生を余すことろなく楽しんでください。
好きに生きていいんですよ。
ただそっと一歩を前に踏み出すだけでよいのです。
タイトルイラスト
みれのスクラップさんよりお借りしています。
ありがとうございます。
著者プロフィール
私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。
いつも本当にありがとう。 これからも書くね。