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浪人をした体験記とその後

現役時代の結果

浪人したということは現役では落ちたということ。その結果は下のようになった。
合格したのは①日大工学部②明治大理工学部(追加合格)
たったの2校だけ。絶望的

なぜ浪人しようと思ったのか

→せっかく勉強してきたのに不満足のまま受験というイベントを終わらせるわけにはいかないと思ったから。
不満足の具体的内容
1.共通テストでの大失敗
合計点数がたしか685/900で7割にも満たず、悔しかった(2022で数学が絶望的難易度だったのもあるが)。
2.全然勉強が足りてない
中途半端に勉強に手を出して高校生活を終えた気がする。没頭感みたいなのが感じられなかった。
この不満は大学生になってからも続きそうな気がして、「1回リセットしよう」と思い、浪人した。

浪人生活の思い出(長め)

3月(総学習時間25h50min)
浪人するとき、現役時代に通っていた塾がつぶれてしまった。ちょうどその時、YouTubeで浪人のモチベーションのために浪人について調べていたら、「塾を変えるのはあり」と言われ、駅近くの河合塾に浪人することが決まった。今ではこの選択が奇跡のように思える。自分のモチベーションのために一番上のクラスを選択、さらに奨学金で20万免除これで、生活の基盤はばっちり。そこでやった勉強は以下
1.共通テストの復習
2.中学英語の見直し
たったこれだけをやり3月はおしまい。というか3月は気分のリセットのために友達と旅行に行ったり、料理してたりした。
4月(総学習時間283h20min)
浪人生活が本格的にスタート。大量のテキストを受け取り、予習→授業→復習→類題演習の繰り返しを自習室にこもってひたすらやった。振り返ってみて大事だと思ったポイントは以下
1.テキスト中心で勉強
2.通学時間が10分
3.10分歩けば、ゆったり休憩できる場所がある
4.家ではなく自習室で勉強する
→現役時代は家で勉強できると思いこんでいたが、いざ自習室にこもってみると、質問し放題、みんな勉強してる、wifiの設定でyoutubeが見れない、気軽に校舎から出て休憩できるなど多くのメリットを発見。先生に質問すると、先生への信頼感が高まるので、ついていきたくなってくる。
5月(総学習時間346h46min)
授業時間もモチベーションのため学習時間にカウント。基本12時間がノルマになっていたため、勉強時間はバグってくる。
6月(総学習時間347h23min)
全統記述模試第一志望A判定!でも決して油断はせず、毅然と勉強し続ける。
7月(総学習時間334h48min)
夏休みに入り1学期の復習と夏期講習の予習をやる毎日。今ではよくここまでサボらず来れたと思う。やはり環境か。英作文と順像法逆像法に苦戦
8月(総学習時間338h53min)
夏期講習本格化校舎に行くことで自習室に行く理由を作ってモチベーションのキープ。現役の時にお世話になった英語の先生にも再開。あの人の授業えぐすぎ。あと、余談だが、駿台2号館きれいすぎでは?無限にモチベーションが湧く。
9月(総学習時間343h42min)
完成シリーズスタート。数学の難易度が崩壊してた思い出がある。でも「むずすぎ!」と思うことは非常にモチベーションになる。ちなみに先生ですら「あまりにも、、、、」っていうくらいむずかった。今度思い出の問題の解説をしよう。
10月(総学習時間356h24min)
そろそろ感が高まってくる時期。過去問にも少しづつ手を出しつつ、基本の勉強も怠らず、共通テストの勉強では古文の内容をとることに必死になる。
11月(総学習時間325h41min)
ほぼ10月と同じ生活。秋アニメが豊作で適度な息抜きになってた。
12月(総学習時間356h24min)
いよいよ本番が近づく。2次試験は全体順位top20をキープしてたので、共通テストを乗り切れば勝ちの状態。しかし、ここで国語95点を取ってしまう。それでも最後の模試では175点をとり、今までやってきたことの成果が出ていることを確認。
1月(総学習時間300h17min)
共通テスト終了結果は以下
国語135点(現代文64点古文40点漢文31点)/IA94点/2B97点/Reading89点/Listening74点/物理90点/化学86点/地理74点
合計739点
この時点で勝ちを確信。あとはとにかく第一志望の過去問を解くだけ。
祝いに「すずめの戸締り」を見に行ったのはいい思い出。
2月(総学習時間226h49min)
映画のクライマックス後みたいな時間だった。明るい未来を思い描いて勉強し続ける。そして結果は以下
東北大 工/機械知能航空工 合格(入学)
早稲田大 理工/総合機械工 合格
東京理科大 工/機械工(個別試験) 合格
東京理科大 工/機械工(共通テスト利用) 合格
東京理科大 先進工/電子システム 合格
明治大学 理工/機械(学部別) 特待合格
明治大学 理工/機械(共通テスト利用) 合格
芝浦工業大学 工/機械機能(学部別) 合格
芝浦工業大学 工/機械工学(共通テスト利用) 合格
文句なしの全戦全勝人生ではじめて成功をつかんだ感覚を味わった。全力ですべてのものに感謝。

大学生になってから

学校の成績をとることでは受験の経験は通用したが、その他の社会的ソフトスキルは0から習得を開始。僕はDラボを参考にしながら、人間関係を形成。そこそこ満足のいく関係を持てた。今では、Webデザインの勉強、塾バイト、部活、サークル、読書などをこなす忙しい毎日。去年とは環境も求められる力も何もかもが違い、変化を求められた。5か月たった今、改めていろいろやったなと感動する。

#あの選択をしたから

浪人という選択は、自分の人生の軌道修正みたいなイメージで人生が変わったのではなく、変わるのを無理やり抑えたものだった。これからも選択のときはやってくると思うが、大事なのは選択ではなく、何をし、どんな成果を残すかだと考える。自分の人生の過程を自分の身に刻む力のある人間になりたい。

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