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「患者さんからの学び」で印象深い話

あなたの「歩き方」は?

20代の後半に出会った患者さんから教えてもらったこと
ずっと印象深く残っている
しばらく入院生活を送り住居を探し
退院後もご指名で訪問看護担当として訪問していた

入院中は穏やかに内省されていて
退院後は生活保護を受けながら節約生活を楽しんでいた
その方は「工夫する発想力と行動力」があった

「モグサってすごく安いんだよ」
「これで寒天を作るんだよ」って振舞ってくれた
作り方を教わって自分も作ってみた

ある日、問いかけられた

yoshiさんの人生の歩き方って
「止まらないように、少しずつ歩んでいく?」
それとも
「止まってもいいから、少しずつ歩んでいく?」
どっちが歩くって意味だと思う?

え?どういうこと?って尋ねる

「止まる」「少し」って書いて歩くでしょ?
でも「少し」にかかる意味が「止まる?」「止まらない?」どっち?って思ってさ

「あーなるほど・・すごい!考えたこともなかった!」
「え・・でも、多分、どっちもだなー」
「止まらず走っていたいくらいだけど、よく止まってるかもなー」
と二人で大笑いした

次の訪問の時

患者さんの気持ちってどんな気持ちかわかる?

「分かりたいと思っているけど、分からないこと多いよね」
「だから、聴かせてもらおう、教えてもらいたいって思うけど・・」
SWっぽく返事できたかなと思いながら、本心だと思って伝えた

「患者」って、心を串刺しにされている者って書くんだよ

「そうか、今回もすごい!」
「うわーなんだかグサってきた!気づかされた!」
漢字ってよく出来てるよねー
そんなことを二人で話しながら
時々、漢字遊びしていろんな価値観があるよねって学ばせてもらった

「聞く」ではなく「聴く」姿勢を大事に

ということは支援職によく言われていると思う
書道が好きなことと漢字遊びの影響で
漢字の意味を想像して楽しむようになった
元々の意味もあって文字ができたはずだけれど
時代に合わせて意味を込めてもいいんじゃないかとも思ったり
そして研修や授業で話す機会に「漢字遊び」を伝えるようになった
理解しているつもりだったけれど
「言葉の意味を大事に気を引き締めたくなった」と
感想を返してくれる人も多かったので
楽しく想像力を掻き立てるようなので一部紹介してみます

伝える言葉は捉え方も様々だけれど
せっかくなら「受け止める」だけでなく
「どんな意味だろう」と思いを巡らせてみる
いろんな「可能性を想像」してみる
自分のモノサシだけで受け止めないトレーニングになれば

そんな機会になればいいかなと思って
組織の研修でも、養成校で学生に伝えるいろんな場面で伝えてみた

支援職はただ「聞く」ではなく「耳」に「目」「心」も「+」して「聴く」
葛藤したり迷う時、思考を巡らすだけでは行き詰まりやすい
「千」回でも「口」にして「言」葉にして「話す」アウトプット
も大事
「説明した」「話した」一方的は良くない
「人」にわかるよう「云う」ことが「伝える」
頭で理解するスキルでは不十分
「手」で「支える」「技」を身に着けることが大事
みんな力不足を感じるはず、だから一人ひとりの
「力」「力」「力」を「+」して大きな「力」になる「協力」が大事
ひとりで抱えないでチームワークを大切に
「力」「力」「力」を「+」しようと「周り」に「言って」「協調」する

頑張っている人が「光る」「言葉」をかけて「誉めよう」
頑張っている人も、声をかけた人も光る
ネガティブなことをため込まないように
「口」から「+」も「-」も「吐き出す」ことも大事
吐き出して「-」をなくしていけば、思いは「叶う」
泣かないように抑えなくてもいい
「水(涙)」を流しても「立っていたい」からみんな「泣く」
変化を怖がってはいけない!むしろ変化に挑め
「大変」な時「大きく」「変わる」チャンス
「逃げ」てもいいけど「兆し」を「手」に「挑め」
「大きい」ことを「切る」ことで「大切」なものを得る
「難しい」ことを避けたいのは皆同じ
「苦難」「困難」「災難」「難解」は皆嫌だと思う
「無く」なれば「無難」だけれど無難なことに学びや成長はない
「難しさ」が「有る」ことで「有難み」がわかるよう成長してほしい

ゴルゴ松本さんがこのような講演活動をされているのは有名だけれど
20年程前に患者さんとこのような「漢字遊び」から学ばせてもらった
このインパクトは強く今でも残っている


最後まで読んでいただきありがとうございます
漢字遊びは少し刺激になったでしょうか?
想像力が刺激されたなら幸いです( *´艸`)


そして、この患者さんとのことは続きがあります
この患者さんから学んだことは
漢字遊びだけではないたくさんのことがありました
一番大きかったのは順調な時ほど油断しちゃいけないこと


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