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留学の素晴らしさ徹底解説!!〜35歳の中学英語教師日記〜


みなさん、本当にお久しぶりです!!
僕は今アメリカはミネソタ州の「セントクラウド州立大学」にて修士課程を取得を目指しながら、同時に同学校の言語学校にて英語を教えております。

実は課題、授業研究に忙殺されておりまして、なかなか記事を書く時間を作ることができていませんでした。同時に、日本語を使いたくないという理由も相まりまして、最後の投稿から時間をおいてしまいました。

今回は、滞在よりちょうど1ヶ月の今、僕が感じている「留学の素晴らしさ」あるいは「厳しさ」について、詳しく書いていきます!!

① 日本人が珍しがられる地域に来て。

僕は元々、大学を選ぶ際に、「日本人が少ない」「アジア人が少ない」という項目を大事にしていました。
どうしてこれが大事だったかというと、僕の過去の留学体験に理由があります。

僕は22歳の時にカナダのバンクーバーに語学留学をしました。
ゼロベースのところから英語を学び始めたので、語学力は急激に伸びましたが、今思い起こせばもったいなかったことがいくつかありました。

「日本人がいると日本人を避けるのは難しい」

日本人がいたから助かった、そんなところが大きいのもまた事実。
でも、日本人といると、現地の人や他の国の人が寄って来にくいのです。

その点、僕が現在生活しているミネソタ州、そしてその中でもセントクラウドという市では、日本人どころか、アジア人の割合も圧倒的に低いんです。

そのことで何が起こったか。

Are you Japanese?

と笑顔で聞かれることが増えた、増えた。

アニメ好きが多いので、日本に行きたいと心から思っている人が多いのです。
これには僕も驚きました。
「日本いいよね」くらいの感覚ではなくて、いかに日本が素晴らしいかを熱弁する人たちにこれまでどれほど出会うことができたか。

日本に留学したことがある、これからしようとしている人が周りにたくさんいます。

だから、壁さえ作らなければ、アメリカの人が勝手に寄ってきます。

ここが重要。「壁さえ作らなければ」

② まさに英語にまみれる生活

自慢とかそういうものではなく、客観性を持たせるために・・・
僕は日本にいるときに英検の1級を取りましたし、TOEIC900超えてますし、IELTSの7.0をとりました。

全く通用しません。

全くというと語弊がありますが、まあ壁にぶち当たりました。
この部分、本記事のキモであるので、よく読んでいただきたい。

ではなぜ僕の英語が通じないか。
この根本的な理由が、生活習慣そのものの変化へと誘おうとしているので、注目です。

先ほど、述べたように、この地域には日本人はほとんどいません。
すると、この地域の人が日本語アクセントの入った英語を聞くチャンスがほぼないということになります。

よって、お店などでお話をすると、平気で” What?” “ Excuse me?”とかなり怪訝な顔で聞き返されます。それもかなりの確率で。


僕、これ初めての経験です。

今まで幾度となくアメリカには来ていますが、こんなに「え?」と聞き返されるのは初めてです。

最初は本当に引きこもりになろうかと思いました。
嘘ではなく、本当に幾度か部屋に篭りました。

だって!!聞いてくれないんだもん。

でも、今はこう思います。

「ありがたい。自分の発音を見直し、いけていると思っていた自分を否定するチャンスになる」

外に出て、会話が続くと自然と嬉しくなります。
だって、すでに「変化」があるということですから。

ただ、ここは再度注意。

学校は基本的には「comfort zone」
学校の先生や仲間は基本「理解しよう」と思ってくれます。
そこがいいところであり、ダメなところでもある。
自分の力を測るには常に外に出ること。

③ 驚くべきほどに整った学習環境

この写真は僕が今住んでいる寮で撮ったものです。
僕自身は1人の部屋なのですが、こうしてルームメイトを持っている人もいます。
寮の仲間ができると、お互いの部屋を行ったり来たりして、自然と会話が増えていきます。考えてください、35歳の僕がこれだけ会話するんです、大学の年齢でこの環境にいたら、おそらく成長速度は半端ではないと思います。

驚くほどに課される宿題

この画像は、僕の課題用のノートです。
これ、ほんの一部です。
しかも、授業メモではなく、課題のために読んでいる本のメモです。

この前、一つの授業だけで80ページほど読んでから、エッセイを書くという宿題が課されました。

大体こういう課題が3つ4つ、一週間の期限で襲ってきます。

これ僕のコースだけでなく、他のメジャーでも普通です。

ここできちんと述べておきたいのは、

ただ読めば、ただ書けば許される世界ではない

ということです。

次の授業では徹底的に、

「で、どう思った?」と聞かれますし、ディスカッションを求められます。

授業中に先生が黒板に書いているところほとんど見かけたことがありません。

ほとんどが読んだことをもとに分析したこと、感じたことを交換中に、先生がぶつぶつ呟いていることの中からヒントを見つけなければいけない、そんなスタイルです。

嫌でも辞書引きます。嫌でもメモ取ります。嫌でも英語練習します。


とまあ、ここまではこうして「留学の素晴らしさ」を述べました。

近々、「留学の厳しさ」についての記事をアップしたいと思います!!

こういった記事を、是非、今学生の人、そんな年頃のお子様を持つ人、そして何かに挑戦しようとしている人に読んでいただけたら嬉しいです。



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