No.56地元愛が羨ましい
今日のヒトコト
東京にはいろいろな人たちが集まってくる。地方出身者が断然多く「○○県出身です」と聞くたびに内心羨ましがっている。
自分は神奈川県横浜市育ちで、高校まで横浜市内、大学から今の職場は東京都内なので、地方の暮らしがほぼない(入社3年目に1年間研修で群馬県に住んだ程度)。
出身県の話になった時、実家が横浜市と答えると「都会っ子じゃん、みなとみらい良いよね」くらいしかない。他方で、「○○県出身です」を聞くと「○○県といえば・・・だよね」と話を繋げられるので、聞く方も聞かれる方も楽しく会話できる。47都道府県全てに旅行しているので、観光地メインで話が弾む。
「あー何で面白くもないところに生まれたんだよー神様のバカやろう!」と地方話になる度に内心叫んでいるが、地方出身者の多くは地元愛に溢れているのが話していてとても感じる(中にはそうでもない人もいるにはいるが)。
羨ましい・・・本当に羨ましい。
最近は出身聞かれると横浜市とは言わず「神奈川県」と言っている。何故かと言うと、横浜市出身の多くは横浜PRIDEなのか、神奈川県と言わず、必ず「横浜」と言う(あくまで持論)。そこまで横浜PRIDEは無いので「神奈川県」とわざわざ言う。神奈川県と言うと何となく地方出身者っぽく聞こえる(気がする)。
ただ、結局「何市?」と聞かれるのが常で、「横浜」と答えざるを得ない。以前「なんで横浜って言わないの?」と返されたときは「いやー地方出身者っぽく装いたいから」とは返せなかった(なんて返したか覚えておらず)。
それから、母方の実家での里帰り出産だったことから、母方の実家がある「新潟県」と答える場合もある(嘘はついていない)。
あとは、何年か前に自分の親父が「うちの家系は壇ノ浦の戦いで敗れた平家の姫が隠れ住んだ地がルーツだから、お前は平家の末裔なんだよ」と、ほぼ髪の毛がなくなった爺さん(親父)に言われて、歴史好きの自分は感動したことがあり、ある一定期間、友人らに平家の末裔だと公言していたが、よく考えたらあの爺さん、相当酔っ払っていた時に言っていたから、これ嘘だろうと疑い始め、それきり言わなくなった・・・。
なにかとこじつけて公言したくなるが、戦国の世なんてこじつけばかりだったようだし、家系図も信憑性が低いと言われているから、ちょっとこじつけて言っても罰当たりにはならんだろうと高を括っている。
職場の先輩がたまたま新潟県の母方の実家がある市の出身だったので、自分も出身者ぽく振る舞いながら新潟県を語ったことがあり、滑稽の何モノでもないが、思いのほか話が盛り上がり、やっぱり地元が一緒の人だと話が合っていいなとこの時実感した。
生まれも育ちも自分で選べないし、平凡だが何不自由ない暮らしをしてきたから、もう地方出身者に拘っても仕方ない。
職場の方針で、今後最低2回は地方への出向が控えているので(1回につき2~3年)、そこに赴任してから地元の方々と仲良くなってその土地の地元愛を育もうと考えている。また、地方での生活の方が時がゆっくり感じられるだろうから、その土地でいろいろなことに挑戦したり考えたり書いたりしようと思っている。
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