小林よしのり

昭和51年『東大一直線』にてデビュー、大ヒットとなる。昭和61年『おぼっちゃまくん』連…

小林よしのり

昭和51年『東大一直線』にてデビュー、大ヒットとなる。昭和61年『おぼっちゃまくん』連載開始。アニメ化もされ、主人公が喋る「茶魔語」が子供たちの間で流行語となり社会現象となる。平成4年、社会問題に斬り込む世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。現在も新作漫画を鋭意執筆中。

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  • 小林よしのりライジング

    『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」読者との「Q&Aコーナー」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)

最近の記事

Vol.513「本が時代を変えることはある!」

(2024.9.10) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…自民党内では女性・女系天皇に賛成の立場と見られていた石破茂や河野太郎も、総裁選に出馬するとなった途端にあっさり主張を引っ込め、「男系闇堕ち」してしまった。立憲民主党で期待していた野田佳彦も、男系派の顔色も窺うことが政治家の器量と勘違いしており、そんな足して二で割る指導者では皇統問題は解決しない。やっぱり闇堕ちしている。国民の間では圧倒的に愛子天皇待望論が多くなっているのに、国会議員の中でだけ、愛子天皇の可能

    • Vol.512「桂春団治は歌よりメチャクチャだった」

      (2024.9.3) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…もともと「歌謡曲を通して日本を語る」は、あらゆる時代、あらゆるジャンルの日本の歌から歴史や文化を語ろうという企画で、これまで中村メイコの『田舎のバス』や、美空ひばりの『越後獅子の唄』なども取り上げてきた。だがそういう歌が扱えないと、語る内容も制限されてしまう。これまで歌った演歌では、5月の「コンプラ違反曲がなぜ悪い?」での『浪花恋しぐれ』(都はるみ・岡千秋 1983)も、とても評判がよかった。しかしこの歌は、

      • Vol.511「〈自民党総裁選〉小泉進次郎なら愛子天皇は可能か?」

        (2024.8.27) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…岸田首相の不出馬表明で一気に注目が高まった自民党総裁選は、9月12日告示、27日投開票、現時点では11人の議員が出馬に意欲を示しているという。わしは自民党の党員でも何でもないから、乱立する候補者の中で誰がいいと主張しても意味がない。そもそもわしは総理総裁としての、人格から政策まで含めた評価をする気すらなくなっている。今のわしにとっての政治家の基準はただ一つ、「皇位継承問題」だけであって、「愛子天皇の可能性」

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        • Vol.510「早田ひなは“特攻隊を賛美”したのか?」

          (2024.8.20) 今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…戦後79年の終戦の日が終わった。年々、規模は縮小しているような感じもするが、それでもテレビ等では戦争に関する番組は放送され、そしてそれが相変わらずの「反戦平和」一色だったので、今年もうんざりした。そんな中、パリ五輪の卓球で女子シングルス銅メダル、団体銀メダルを獲得した早田ひなが帰国後、鹿児島県の知覧特攻平和会館に行きたいと発言し、物議をかもしている。中国・韓国は猛反発、パリ五輪の会場における微笑ましいやりとりが

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        Vol.513「本が時代を変えることはある!」

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        記事

          号外「終戦から79年・『戦争論』は日本を極右にしたのか?」

          (2024.8.15) (お知らせ) ※今日は79回目の終戦記念日だ。戦後、長らく自虐史観に染められていた日本を変えたのは間違いなく「ゴーマニズム宣言SPECIAL『戦争論』」である。  今では女性ですらネトウヨのインフルエンサーとなって“保守”を気取り、SNS上では日の丸や旭日旗を名前につけながら、排外主義や差別発言をするポストも散見される。  一方で左翼は「『戦争論』がネトウヨを生んだ!」と言い、『戦争論』を曲解・歪曲しデマを流布している。「日本は極右だ」などというリベ

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          号外「終戦から79年・『戦争論』は日本を極右にしたのか?」

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          号外「パリ五輪閉幕・3年前の東京五輪の時の空気を覚えているか?」

          (2024.8.13) (お知らせ) ※マリーアントワネット斬首パフォーマンスから始まったパリ五輪。開催中も不可解な判定や、汚染セーヌ川での競技強行など、選手の活躍とは別の部分での話題が盛り沢山だった。  日本でも、あのトンデモ開会式を評価する知識人がいたり、選手への誹謗中傷が止まなかったり、3年前の東京五輪と比較してあれやこれやと言う声が聞かれた。  では、3年前、日本の空気はどんなものだったのか?何が起きていたのか?いったい、どれだけの人が覚えているだろうか?  3年前

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          号外「パリ五輪閉幕・3年前の東京五輪の時の空気を覚えているか?」

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          Vol.509「弥助問題-反日アトキンソン歴史捏造-」

          (2024.8.6) 今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…歴史は、常に改竄される危険にさらされている。特に日本の歴史は欧米人の偏見によって、明白な偽史に書き換えられてしまうことすら起こる。その前例は「慰安婦問題」で、嫌というほど経験済みだ。いま再び、日本の歴史が改竄されようとしている!織田信長の部下に「黒人のサムライ」がいて、しかもそれが英雄的な活躍をした、偉大な侍だったという話が流布されているのだ!さらに、黒人奴隷の歴史は日本が発端であり、元凶なのだ、といったヨタ話ま

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          Vol.509「弥助問題-反日アトキンソン歴史捏造-」

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          Vol.508「パリ五輪斬首の何を批判すべきか?」

          (2024.7.30) 今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…パリ五輪開会式における「マリー・アントワネットの生首」の演出が物議をかもしている。ところが日本の「識者」からは、ろくな批評が出て来ない。中には「常識人に不快感を与える」から表現として芸術として良かっただの、「マンネリ化していたのがすべて吹っ飛んだ」だのと、狂っているとしか言いようのない評価まで出てくる始末である。日本の「保守」も「リベラル」もパリ五輪斬首の何を批判すべきなのか?本当の「リベラル」の定義とは何なの

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          Vol.508「パリ五輪斬首の何を批判すべきか?」

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          Vol.507「トランプ銃撃と老いと民主主義」

          (2024.7.23) 今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…日本でもアメリカでも、民主主義は劣化し続けていると思わざるを得ないが、そんな中、大統領選の最中のアメリカで共和党候補・トランプの暗殺未遂という未曽有の事件が起きた。今回はそれによってもたらされた、予想外の状況の変化について書いておきたい。アメリカ大統領選は今度どんな展開が予想されるのか?トランプが大統領になった場合、ウクライナ戦争はどうなるのか?政治と「老い」、若い世代の劣化、そして民主主義をどう考えるべきか?

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          Vol.507「トランプ銃撃と老いと民主主義」

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          Vol.506「都知事選は民主主義の〈劣化〉の極みだった!」

          (2024.7.16発行) 今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…先日の東京都知事選は、民主主義の劣化を見せつけるものでしかなかった。昔から選挙のたびに、奇妙奇天烈な主張をする「泡沫候補」と言われる人たちは出てきたが、それは「お笑い」で済ませられるものだった。ところが今回、特に「N党」とかいう奴らは、最初から選挙戦そのものを完全に茶化しまくって、ぶち壊してやろうという悪意に満ち溢れていた。どんなバカが出てこようとも、それ自体も民主主義の結果であるのだから、これを「劣化」

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          Vol.506「都知事選は民主主義の〈劣化〉の極みだった!」

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          Vol.505「新1万円札の肖像・渋沢栄一のミスに学ぶ」

          (2024.7.9発行) 今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…約20年ぶりとなる新紙幣の発行が始まり、新1万円札の肖像となった明治・大正期の実業家、渋沢栄一(1840-1931)は特に注目を浴びている。日本近代経済の父と呼ばれる渋沢は、500もの企業に関わりながら、自らの財閥は作らず、実業による私利は公益に資するべきだとして、生涯にわたって福祉や教育など数多くの慈善・社会事業に尽力し続けた。それは、今どきの自分だけ儲かればいいというような経営者には全くありえない信念で

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          Vol.505「新1万円札の肖像・渋沢栄一のミスに学ぶ」

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          第503号「モソ族に何を夢見る?」

          今週のお知らせ ※「ゴーマニズム宣言」…中国雲南省の辺境には「女性の国」と呼ばれる「モソ族」という少数民族がいて、度々メディアに登場している。モソ族の人口は約5万人で、1500年以上前から、祖母を中心として代々直系の女性が「家長」となる「家母長制社会」を維持しており、土地も財産も全て女性が相続する。モソ族には「結婚」という制度もなく、男は夜になったら女性のところにやってくる「通い婚」である。世界中が男性中心社会ばっかりとなっている中で、このような「女性中心」の文化は極めて珍

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          第503号「モソ族に何を夢見る?」

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