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解像度を上げるという書籍を読み、個人的な利用法をまとめた

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よくある悩み

普段生活をしていると、もやもやして引っかかるが言葉にすることができないことはないだろうか?言葉にできないので何をしたらいいか分からず何もすることができない。
仕事でも同様に新しい案件にアサインされたが、全体が何をしているか分からない。そのため自分が何をすればいいのか分からず曖昧な質問をしてしまう。これらは全て「解像度が低い」ことが原因だ。

考えや事実認識が「荒い」ときは解像度が低いと言われる

https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru?slide=6


この状況を改善したいので、書籍・スライドを読んでみたのでまとめてみる。誰かの手助けになると嬉しい。

解像度の分類

そもそも解像度が高い状態とは下記のように定義されている

一つの事象の原因や構造、流れを適切に要素分解したうえで、その一つ一つについて詳しく言える状態
さらにその構造の中で、どの要素が重要なのかを的確に見定められていることも解像度が高い要因となる

https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru?slide=9

また、解像度を高めるためには4つの視点が必要となるので紹介する。

  1. 深さ

  2. 広さ

  3. 構造

  4. 時間

1.深さ

原因や要因を深くまで掘り下げて把握しているか。

2.広さ

どれだけ広く原因や要因を把握しているか。異なるアプローチや視点が検討されているか。

3.構造

原因や要因の関係性、相対的な重要性などを適切に把握している。分け方や比較の方法も優れている。

4.時間

時間的な変化を捉えて洞察に繋げている。

このように言葉だけだと何を言っているか理解しにくいのでスライドを参照していただくと良いだろう。

私が考える解像度チェックと考え方

詳しい説明については著者に任せるとして、私がこのフォーマットを実施するための流れを記載する。
この流れに沿っていくことで効率の良い対応ができるはずだ。

1.課題を見つける
2.課題の解像度を上げる
3.課題の原因をマインドマップを用いて分解する。
4.課題の回答の中で労力が少なく効果が高いものから実施する
5.行動して新しい情報を得る
6.ループをして原因を解決する

自分なりのフォーマット

では実例に沿って、フォーマットに当てはめていこう。

1.課題を見つける

私の最近の悩みとして、お腹に贅肉がついてきたのでどうにかしたい。

しかしこのままだと、何をしたらいいか分からず、とりあえず痩せるという抽象的な対策しか立てることができず余計な時間をかけてしまうことになるだろう


2.課題の解像度を上げる

課題の解像度を上げるために下記を実施する。

そのためにも「Why So?(なんでそうなんだっけ?)」を繰り返し繰り返し自問自答する

お腹の贅肉をどうにかしたい
↓Why So?
贅肉があるとだらしなく見えてしまい嫌
↓Why So?
自己管理ができている人間が理想
↓Why So?
昔から腹筋が割りたいと思い続けていた。

自分に合った腹筋を割るための方法が分からなくて困っている

課題の解像度を上げるとお腹の贅肉をなくしたいのではなく、腹筋を割りたいと思っていることが分かった。
それではここからマインドマップを用いて判定していこう。

3.課題の原因をマインドマップを用いて分解し対策を立てる

マインドマップで分解した結果が下記になる。

方針は立てれた

4.行動して新しい情報を得る

個人的に1番意識する部分として、方針を立てて満足してはいけないということだ。方針を立てると達成感があり進捗が良く感じる。しかし、行動しなければ課題解決にならない。行動することで得た経験から新しい情報を取得しマインドマップを広げていくことが必要だ。

5.ループをして原因を解決する

行動すると新しい視点が手に入る。
食事記録を続けるのが面倒くさい。毎日9000歩も歩くことができない。腹筋の変化が分からない。
このような新しい視点に対して対策・自動化をしていきつつ課題解決に向けて動くことが必要だ。

解像度チェック・向上テンプレート

  • 課題は明確で具体的なものになっているか?

    • 具体的でなければWhy So?(なんでそうなんだっけ?)を繰り返す

  • 解決法が原因に対してアプローチできているか

  • マインドマップを利用して頭の中を明示化できているか

  • 整理した解決策に対して優先度を設定しているか?

  • 行動できているか?

  • 行動から得た情報を元に更に構造化できているか

まとめ

このような知識を定着させるには正しい方法を繰り返し利用することが大切だ。最初はかなり面倒だが、初めの一歩として「Why So?」「マインドマップ」を利用することから始めてみてはどうだろうか。

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