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不安な感情の奥に、どんな願いがありますか?

ライフコーチの山田です。
今日は「不安」という感情について記事を書いていきたいと思います。

僕自身、心配性な性格を自覚しており、「不安」という感情はいつも近くにあったように思います。
認知の歪みから高校生の時に不安障害(強迫性障害)の症状が出始め、社会人になって治療を始めるまでは特に、不意に生じる不安感にだいぶ自分の人生をジャックされていたように思います。

大学生で新卒の就活に取り組む際、自分の内側を感じて言葉にする力を習得でき、それ以降は不安な気持ちになると自分の頭の中を文字にして具体化や原因を追究することで自分の中にある不安感を自分で解消していくということもできるようになりました。

他方で、一般的に「負の感情」や「不快感情」と呼ばれるものの一つと認識し、「できるだけ無い方が良いもの。もし生まれてしまったら解消すべきもの」と「不安」に対して思っていたことも事実。

もちろん過剰な不安感は自分にとって強いストレスとなりますし、実際不快でい続けることはしんどいものですが

そんな中で、昨晩読んでいたのが以下「ザ・メンタルモデルワークブック」という書籍。

面白かったのが、「不快はすごく大事な感覚」「不快感情は、命の願いが満たされていないことを知るためのサイン」という内容です。

不快な感情に関しても、「人間として生きる上で必要だから備わっているもの」「感情は僕らに生来的に備わっている自分の命の願いを、この世界で現実するための機能」という捉え方の元、たとえ不快な感情だったとしてもそれらが僕らに伝えてくれるものを受け取り理解することを通じて、僕らは自分が無意識に何を求めているのかを知ることができると著者は言います。

もちろんこれも一つの捉え方ですが、「寂しさ」「不満」「憎しみ」など色んな不快感情について、それらが人間へ貢献している側面を素晴らしく言語化されていました。

■不安を通じて「何を信じたいのかを思い出す」


「不安」の意味を改めて調べてみると以下のような内容でした。

気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。また、そのさま。

goo 辞書より

不「安」という漢字から考えても、【「安」らぎが無い状態・「安」(心)がない状態】のようなニュアンスがそのまま読み取れるように思います。

そんな「不安」について、著者は「信頼の欠如から生まれるもの」と言葉にしています。
それも条件付で信じられる状態を表す「信用」ではなく、ただ根拠なく「大丈夫だ」と信じられている「信頼」という概念だと強調されています。

例えば、「髪が薄いこと」へ不安を感じたとして、怖れから不安感へ反応してしまうと、薄毛治療をして毛量を増やそうとしたりと現実・外側の行動を通じて不安を解消しようとしてしまいますが、多くの場合にこれだとまた不安感が押し寄せ、いたちごっこのようになってしまいます。

そこでもう一段深く「自分は本来何を信じたかったのか」と、不安感情を扉にして無意識下にあった願いを考えると、「仮に髪が薄かったとしても、自分の大切な人と繋がっていられること」「仮に髪が薄かったとしても、自分は周囲から愛されていること」など自分が信じたかった、自分の内側にある本来の願いへアクセスでき、不安のエネルギーをその願いを叶えるための行動のエネルギーへと転換することも可能になりそうです。

■まとめ


まだまだ今後も、不快感情の意味については僕自身も概念理解や自分の命と繋がることを通じて自分のものにし、よりわかりやすく発信できるようになっていきたいと思いました。

不安という感情の奥に、あなたはどんな自身の願いを感じますか?

ぜひまた気付いたことなどあれば、以下LINE@などへお送りいただけたら嬉しいです☺
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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