悔しさを糧に前に
今回は単独記事です。2023.12.3に行われたシーホース三河vs琉球ゴールデンキングスの試合についての感想です。試合の内容に関しては特に触れません。そこはバスケットライブで是非ご覧下さい(バスライのまわしものか!)笑
GAME1
まずは、GAME1の琉球ゴールデンキングスという前年度王者との戦い。バイウィーク明けという事もあり、どうなるかは分かりませんでした。負けたくない、勝って欲しいというのは筆者の希望的観測ですが、負けるかもしれないという思いはありませんでした。内心で最低でも1勝1敗という思いはありましたが、とにかくGAME1の日は絶対に勝つんだという思いでおりました。勝とうではなく勝つという強い意志を持って会場に足を運びました。
バイウィーク前の最後のホームでの試合が11月8日(水曜日)のナイトゲームでした。その時はサンロッカーズ渋谷戦でした。残念ながら62-86とバイウィーク最後のホームゲームを勝ちで締めくくる事は出来ませんでした。それだけに12月2日(土曜日)のアリーナ会場は今まで以上の熱気に包まれていたと思います。
先に結果だけを述べますと三河93-73琉球と20点差をつけての勝利となりました。
しかし、決して楽な戦いではありませんでした。ファウルトラブルを抱えて4Qを迎えましたし、3Qでは一時期1桁点差にまで詰め寄られました。流れを必死に手繰り寄せようとする岸本選手のスリーは特に印象的でした。
しかし、このままキングスが終わるはずがないとおそらくファン、ブースターの皆さんは思っていた事でしょう。まさにそれを体感したがのGAME2の事でした。
GAME2
とは言えここまで来たら2連勝したい、ではなく2連勝する!という思いをまた抱えてアリーナに足を運びました。前日足を運べなかった方も前日足を運んだ方も2連勝するんだ!というそれぞれの思いがあったと思います。
しかし、やはり前年度王者のキングスは違った。前日とは違い苦しいゲーム展開が続きました。
個人ファウル、チームファウルともに嵩む試合展開。タフな試合展開。ただ、正直に言えば本来の琉球の状態ではないとも感じました。ゴール下の感じを見ていると付け入る隙はありそうに感じました。結果的にそれが3Qで22-10と6点差をつけて4Qを迎えたのだと思います。
運命の4Qですが最大17点差まで広げる所まで行きました。オフィシャルタイムアウトの時点で17点差あったと思います。5分切っています。昨日と同じような展開で行けば勝てたはずなんですが、そう簡単にそれを王者は許してくれませんでした。
余談ですが、戦利品です。オフィシャルタイムアウトの時点で17点差でしたから、もうこっちは「レッツゴーシーホース!」と叫びながら必死にスパガの皆さんにアピールしまくってたら、Misaさんに頂きました。「おっしゃ、これ貰って勝てないんじゃ辛いから、絶対勝つぞ」とさらに熱くなる僕でした。
前日同様にとは行かないものです。5分切っていて17点差でもキングスの選手は誰一人として追撃の手を、追撃の足を緩める事はありませんでした。まさしくチームで戦っている。それを前日やって勝ったのがシーホース三河だとすればこの日はキングスの方がその気持ちが上回っていたのかもしれません。
オフィシャルタイムアウト明けの猛攻に耐えられず最終的には同点になり、最後はアウトオブバーンズにより4秒程度で相手のポゼッションになり、4Qで逆転負けのピンチもありましたが、そこはなんとか凌いでOTに突入しました。しかし、本来であれば勝たなければいけなかった点差でしたね。
しかし、不思議なものでこのOTになったからこそ起きた劇的なシーンを見られたのも事実です。あのまま勝っていた方が良かったのは紛れもない事実です。しかし、OTに入ったからこそ、極限の状態だからこそ見られたプレーがあったのも事実です。おそらく今季バスケを見に行った中では一番の大歓声だったと思います。大歓声で地響きが起こり、まさに会場が揺れる感覚。あの一体感を忘れる事はないでしょう。それが彼のプレーです。
もはや何も言う事はないでしょう。ここで決めるのか? あの難しいショットを沈めるのか? シーホースのロゴの位置からのディープなスリーポイントのジャンプシュート。俗にロゴスリーと言うらしいですが、これを現地で見た事は僕にとっては物凄く価値のある体験、経験になりました。
これがエースなのか。やはり西田優大は持っているのか。そう思わざるを得ませんでした。この後試合自体は残念ながら2点差で負けてしまいます。しかし、あの大青援、大歓声は選手に届いたはずです。今回の負けの悔しさ、まさに会場全体で噛みしめたと言えますし、シェアしたと言っても過言ではありません。その中でも耐え続け、勝利を信じて応援していたキングスのブースターの皆さんにも拍手を送りたいですし、諦めなかったキングスの選手達にも最大限の拍手を送りたいです。おめでとうと。
チャンピオンチームのカルチャー
さて、チャンピオンチームのカルチャーというのは石井講祐選手がツイッターで呟いていたものをお借りした言葉です。以下が石井選手のツイート内容です。
経験豊富な石井選手(普段は石井ちゃんと呼んでます)がそう言うのですから。間違いなくキングスというチームはこれまでそのカルチャーを積み上げて来た訳です。
我々も積み上げて行きましょう一つずつ。歴史だけで言えばシーホース三河は古いチームかもしれませんが、この令和の時代にはそんなものは関係ありません。古いしがらみに囚われず、新しい事にどんどんチャレンジして、変化を受け入れつつ、昔からの良い部分は受け継いで行く。そうして始めて見える景色があると思います。この悔しさを糧に前に進もう。
レッツゴーシーホース!
長文にお付き合い頂きありがとうございました。
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