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駄菓子菓子

大人と呼ばれる様になって30余年、酒も嗜む…すまん、嘘ついた。浴びる様に飲む俺は甘いものを食べなくなったし、間食も取らなくなった。必然的に駄菓子を口にすることもほとんど無くなったが、俺の記憶には駄菓子の楽しい思い出が沢山ある。きっと多くの人が幼少期の駄菓子の思い出を持っているだろう。


しかし、俺の場合は少しばかり事情が違う。
俺の父方のお爺ちゃんは愛知県豊田市で小さな駄菓子屋を営んでいた。
高校へ繋がる山の一本道の入り口にあったので文房具もカップラーメンもあるし、夏はかき氷、冬は関東煮(おでん)もあるコンビニの様な存在だったので繁盛していた。

そのお陰もあって子供の頃は駄菓子が大好きだった。傍から見たら羨ましい環境だよな。お爺ちゃん家に行けば大好きなお菓子が食べ放題なんだから。
とは言え、そこは商売モノなので食べ放題ではないが、お爺ちゃんの所に行けば総額200円位までは貰えたので子供にとっては夢の様な環境である事は間違いないね。だって当時の駄菓子は5円~10円が主流だったし、普段の俺のお小遣いは1日50円だったからね。

この限られた200円の中で何をチョイスするか?これがまた楽しいんだよな。宝の山(有料)に飛び込んで良いんだぜ!?
しかも200円という大金を持っているんだぜ!?
これで興奮しない訳がない。

5円チョコにマーブルガム、うまい棒にヨーグルにタマゴボーロにコーラキャンディにクッピーラムネ!全部買っても70円!…いい時代だった。スマホもゲームもネットなかったしテレビは18インチのブラウン管だったけど、コンビニもウーバーイーツもファミレスもなかったけど、それでも現在よりも幸せな時代だった気がするのは俺が半世紀以上生きている老害だからに他ならないが、今回はそんな話ではない!

何を隠そう、我が愛知県にはお菓子のメーカーが沢山あるのだ。そして名作も沢山ある。今回はその一部を語ろう。例えば…


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