サントリー クラフトボス Flash Back Memoriesの動画
一時代を築いたFlashが今月いっぱいで終了になります。
サントリーからは、Flashで作られたコンテンツを振り返る動画&CFが制作されています。
これに反応するあたり、年代が出ちゃいますね。
Flashにとっての終わりの始まり
私も大学生のときに初めてパソコンを購入し(兄者と同じFMVだ)、砂糖水やらラーメンズなどのFlashムービーを漁ったものです。
(ちなみに動画ではFlashと関係ないのに侍魂が登場します、秀逸です)
私的にまだ記憶に新しいのですが、そんな人気絶頂なFlashを失速させたのは、あのiPhoneです。ジョブズ氏の強い意向でSafari上ではFlashが稼働しない仕様になりました。
でも、ほかにも要因はあったと思います。
Flashはswfファイルの中にコードを閉じ込めて動作させますが、当時流行し始めたアドテク的に3rd party によるトラッキングが一切できない難がありました(自分でログを取るにもこっちのログとWebログとがっちゃんするのめちゃ面倒だったし)。
Flashに代わる技術とエンジニア
iPhoneでFlash使えない問題が勃発したのが2010年より少し前。
インターネット広告がブレークして「データを取らなきゃイマドキじゃないよね」みたいになったのが2010年代前半。そのあたりからJava Script(JS)でFlashの動きを代替させる技術が興ってきました。
広告制作の現場では、AS(action script)職人がJS職人に華麗に転身し、JS職人の中でもログ管理とか細かい系に強かった人はやがてデータエンジニアに成長していたなって記憶があります。
データとJavaScriptと広告と
ログが取れる=広告効果分析がデキる!ってことで、運用型のインターネット広告は一気にエンタープライズで伸長します。やがて4マス広告のパイを食い始め、2018年にはついに出稿額でテレビ広告を抜き去ります(日本の広告費より)
2010年あたりのインターネット広告なんて、ホントWebサイトに貼ってあるだけ(流行の最先端、iFrameね)の代物でしたが、それからわずか8年くらいで今の形まできました。すごいスピード。
あらゆるものをインターネットでつなぐIoTは、こんな変化をリアルの世界にも持ち込んでいます。なんでもかんでもセンシングでデータ化できちゃうし、マシンパワーの飛躍も凄まじいので、もう誰も止められません。
データはIoTの波に乗って
私感ですが、私が今いる金融業界では今年、Fintechの話題性がめちゃ高まったと思います(ハイプ・サイクルでもFintechは啓発期に入りましたし)
次の8年で、きっと多くの業界が変わるとは思いますが、中でも金融は先陣切って変えられちゃうんだろうなと思います。
ということで年末のお休みは侍魂でも見返そうかな。ペリー来航もいいな。
開国スレバ、スムノデス。