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クラウドファンド(CAMPFIRE)の研究

どういったプロジェクトに自分が惹かれるのかを、多くのプロジェクトを流し見しながらチェックしていった。

支援したいと思ったプロジェクト

支援したくなった理由
その理由としては、自分の興味関心と近かったのが大きい。以前より、新型コロナでテイクアウトの利用が増える中で、容器ゴミの問題は、個人的にもずっと気になっていた。容器とアプリと回収の仕組み化の部分で、リアリティーのあるソリューションになっているようなので、今後どの様な推移をするのか興味があり、応援し観察してみたいという感情が生まれた。

各要素の分析

トップビュー
タイトルとキービジュアルで、十分に内容がわかるので強さがある。

プロジェクト全体の設計
シンプルな説明でも伝えれる、無理のないプロジェクト設計がされていて、実現可能性を高く感じる。また、地域や生活に根付いているので手触り感がある。

リターンの設定

ローカルである鎌倉発の目新しく気の利いた商品やサービスなどを上手に絡めていて、地産地消的な文脈があり、製品のコンセプトを補完している。爽やかで先進的な印象を受ける。

運営主体とその打ち出し方
結局、大企業出身や経歴などがしっかりしていると安心してしまう。家族の話などを混ぜ込みつつ、個人が前に出すぎるような押しの強さはなく、公と私のバランスを取っている。

比較的興味を持ったプロジェクト①

プロジェクトとしては、美しく興味を持ったが、何か自分ごとになる引っかかりが生まれにくかった。競馬や馬にあまり縁がないというのもある。

トップビュー
一眼レフで取った、色の締まったきれいな写真で撮られていて、高級感がある。競走馬の持つ美しさのようなものが表現されている。

プロジェクト全体の設計
動物福祉的な要素で、かつ美しい競走馬のセカンドライフということで、良しにつけ悪しきにつけ引っかるポイントのない、きれいな立て付けのプロジェクト。

リターンの設定
当たり障りのない、雑誌の懸賞や付録のような内容。支援者は、紗栄子のファンなのか、競馬ファンなどの馬を愛する人なのかどちらだろう。

運営主体とその打ち出し方
紗栄子というのは、あの紗栄子だろうか、かなり前に出つつもさり気なく登場している。有名人が参加することによる集客力と、少し色眼鏡で見られてしまう可能性の両面があるなと感じる。これ以上、セレブ色が強くなると完全に自分事ではなくなってくるだろう。

比較的興味を持ったプロジェクト②

レズビアンのライフストーリーを語り継ぐということで、興味を持ったが、最終的な冊子のイメージが掴めきれず、支援というモチベーションまではいかなかった。

トップビュー

タイトルと、日本昔ばなしをパロディーにしたキービジュアルの訴求力はある。

プロジェクト全体の設計
内容も意義を感じるし、個人的にも興味があるが、冊子のクラウドファンドであるので、冊子の中に入っているであろう、当事者であるレズビアンの方の生きたストーリーを少し読むことができれば、もっと興味を持てたのではと思う。プライバシーなどの問題もあり難しいのかもしれないが。

リターンの設定
雑誌などのリターンの場合のオースドックスな設定に見える。

運営主体とその打ち出し方
個人ではなく、あくまで団体として前に出ている。レズビアンのQOLの向上といったテーマであれば、こうした打ち出しがあっている気がする。

SPARKSチャンネルのプロジェクト

実際の発表を見ていたが、最初は何のことかと思ったが、聞いているうちに面白いプロジェクトだなという印象を持っていた。

トップビュー

一通り発表を見た後なので内容がわかるが、もしかすると初見で、ファーストビューだけだと、どういったサービスなのかがわからないかもしれない。

プロジェクト全体の設計
一人ぼっちをアプリで楽しむみたいのは、着想として面白いと思う。リアルフレンドとイマジナリーフレンドの間ぐらいの感じで。このクラウドファンドSPARKSに関して言うと、開発者の知り合いか、PO関係者が閲覧の中心になると思うので、そもそもソロ活を好む支援者とソロ活を好む開発者を起点とした段階で、拡散しづらく不利だったのではとも感じた。

リターンの設定
基本的にSPARKSは、応援や共感での支援という意味合いが大きそうなので、リターンの設定は難しい印象がある。自分の時を考えると、企画設定とリターン設定は今後の課題。

運営主体とその打ち出し方
PO的に言うならば、もっと個人のストーリーを知りたかった気がするが、そんな燃え上がる熱でなく、微熱で動く人もいると思うので、こういうパターンもあってよいのではと思う。

その他、全体で気づいた雑感

①ガジェット系は、プロダクトに魅力があればわかりやすく惹かれるが、今回は関係がなさそうなので分析を一旦保留。

②地名が前面に出ているものは、自分に関係のない土地だと関心が薄れる傾向。近隣の受益者が応援すべきではという感覚が生まれる。

③ビジネス系は、収益が見込めそうだったり、商売っ気が強いものは、主体となる人達が自力でやるべき、又は受益者が応援すべきではという感覚で、気持ちが遠のいていく。

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