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業務用中古カメラを選ぶときのポイント

今から約1年半前に中古のカメラを購入しました。Canon EOS 5D Mark IIIです。今回は、なぜこのカメラを選んだのか書いてみます。スチル撮影の仕事で使うことを前提に選んだので、業務利用に耐えられる中古カメラを探している方のヒントになればと思って書きました。選び方さえ間違えなければ、中古でも安心して業務で利用できる、と考えています。

カメラを選ぶにあたり、以下の観点で考えていました。はじめて一眼レフを買った時からキヤノンユーザーなので、キヤノンという前提で選びました。

1. 信頼性が高いこと
2. 操作性が良いこと
3. フルサイズ
4. 故障時にメーカーで修理できること
5. ほどほどの画素数

1. 信頼性が高いこと

仕事の撮影では、メディアの破損等で撮影データを消失させてしまったら、一巻の終わりです。なので、デュアルスロットを搭載していて、常にデータの複製をしながら撮影できることを求めました。

撮影できなくなる原因を考えると、メカニカルな部分の故障があると思います。特にシャッターユニットは消耗品なので、中古を選ぶときは、シャッターユニットの状態を一番気にしました。いくら安くても、シャッターユニットが限界まで酷使されていたら、それだけ故障してしまうリスクが高いです。そこで、シャッターユニットは新品に交換済みのものを選びました。

2. 操作性が良いこと

撮影時に状況に合わせて素早く設定変更できることが大事です。それができないと、シャッターチャンスを逃してしまいますし、使っていてストレスがたまります。Canon EOS 7D Mark IIを使ってきたので、それに近い操作性だと助かるなと思っていました。

3. フルサイズ

それまでAPS-Cサイズのカメラしか使ったことが無かったので、純粋にフルサイズを使ってみたいというのがありました。

キヤノンのLレンズは、フルサイズ機で利用しやすい焦点距離で設計されたレンズが多いです。なので、これからレンズをそろえるにあたっても、フルサイズにしたいという思いがありました。

フルサイズなら、APS-Cよりも高感度特性が良いので、暗いシーンでの撮影にも有利です。

4. 故障時にメーカーで修理できること

カメラはメカである以上、いつ壊れるか分かりません。万が一、故障した時に修理できることも重視しました。どんな製品でもそうですが、サポート期間というものがあります。その期間であれば、修理などに対応してもらえます。カメラも製品ごとにサポート期間が定められているので、そこも確認しました。

EOS 5D Mark II:2019年11月
EOS 5D Mark III:2024年3月

5D Mark IIも安くていいなと思って、候補には入れていたのですが、サポート期間を知って、候補から外しました。2019年11月はちょっと早いかなと。購入検討時からすると残り3年くらいしかサポートされない計算でした。3年ならカメラを交換している可能性も高いですが、交換するかどうかの微妙なラインなので、より猶予期間が長い5D Mark IIIが安心だと考えました。

5. ほどほどの画素数

2000万画素くらいあれば十分と考えていました。撮影は、常にRAWでするので、画素数はほどほどにして、RAWファイルのファイルサイズがあまり大きくなり過ぎないようにしたい、というのがありました。ファイルサイズが大きくなると、ストレージの容量を圧迫しますし、何かとハンドリングの手間が増えます。

上で挙げた観点を総合的に考慮して、結果的に5D Mark IIIを買いました。新宿のマップカメラで約18万円でした。一年半使って、今のところ故障などのトラブルはゼロです。いつも安心して撮影できて助かっています。

ご支援ありがとうございます。サポートいただいたお金は、写真の勉強や機材投資にかかる費用に使わせて頂きます。