2024年1月1日からオランダの中等教育学校で、夏休み明けからは小学校で携帯電話の使用が禁止されます。それらに関する報道が先週されていたので、それまでに関連する報道も一緒にまとめておきたいと思います。
こういったニュースをきっかけに、子どもの携帯電話との向き合い方、携帯電話を持つことにどんなリスクがあるのかを、レッスンや家庭の中で子どもたちと一緒に考え話し合っていきたいと思います。
この学校ではすでに携帯電話の使用が禁止されている:「もっとお互いに話しなさい」
Deze school heeft al een mobielverbod: 'Je praat meer met elkaar'2023.12.14
小学校でも教室内での携帯電話の使用が禁止になりました
Telefoons in de klas nu ook verboden op basisscholen2023.11.07
多くの電話はすでに教室の外にある:「ロッカーにあるはずだ」
Veel telefoons nu al de klas uit: 'Moeten in het kluisje'2023.08.24
政府「教室での携帯電話の使用はもう禁止」
Regering: 'Geen mobieltjes meer in de klas'2023.07.04
スマホ使用禁止から何を学ぶか
スマホが既に禁止されている学校でも、タブレットを使って休み時間にSNSをチェックしたりゲームをしている生徒もいるようです。
すべてが完璧にできないとしても、こういった「学校での使用が禁止された」という事実から、子どもたち自身が何が大切なのかを理解して行動できる子たちを増やすことで、スマホ中毒の蔓延は防ぐことができます。
実際に、子どもたちはもっと話したいけれど、みんなスマホばかり見て話しているからつまらないと言っている生徒もいました。
ここは単なる禁止を大人から押し付けるだけではなく、先生と子どもの対話や大人からきちんと説明することが前提になると思います。
段階的に子どもたちに訴えかけ、共に考える姿勢を
このように、携帯電話の学校での使用に関するトピックは頻繁に挙げられていました。もちろん最終的な決定は大人が行いますが、子どもたちの意見を聞いたり、子どもたちのスマホの影響について開示した上で、一緒に考えていく姿勢は非常に重要だと感じます。そういった、子どもにも議論に参加する機会を用意することで、将来的にも政治決定やコミュニティの参加のきっかけになるのではないでしょうか。