
第7回ヨーロッパ周遊記(2024.10〜11)①スペイン🇪🇸マドリード463
オランダの秋休みを利用して、スペイン4都市を巡る旅をしてきました。今回スペインを訪れたのは初めてでしたが、私にとってはこれまでに訪れたヨーロッパの中では一番良かったのではないかと感じる旅行でした。それでは、マドリード、サラゴサ、バルセロナ、バレンシアと訪れた順番に旅の記録をしていきたいと思います。
スペインの人たちに対する先入観
私はスペインに暮らす人たちに、間違った先入観を持っていたようです。街は音楽が鳴り人が陽気に歌ったり踊っていたり、スリなどにも気をつけないといけないようなところなのかと思っていました。また、かつてスペインに暮らしていた人が「スペインは教育が最悪」と言っていたので、それを鵜呑みにしてしまい、実際に私が行った時に感じたこととは違うイメージを持っていました。
そんな私が抱いていた先入観には程遠い、実際に訪れたスペインで出会った人たちは少し控えめで親切で笑顔の人が多い印象です。英語の発音に少しクセがあって、英語はあまり得意そうではない感じがしましたが、そんなことは気にならないぐらい親切な人にたくさん出会いました。
また、至る所に公園や遊歩道のような場所があり、子どもたちが遊んだり散歩をしたりするところが多かったように思います。そんなスペインでの滞在は非常に心地よく感じられ、また行きたい(何なら住んでみたい!)と思える場所でした。
スペイン中心部の首都マドリード
マドリードは、スペインの首都であり政治・文化・経済の中心地です。観光スポットは、西と東に分かれているので、1日でまわるのは難しいと思います。また、無料の観光シャトルバスもあって移動はかなり助かりました。運行本数も多く、夜でも走っているので便利です。

ソフィア王妃芸術センター
マドリード中心地にある大きな駅アトーチャ駅から近いところにあります。無料で入ることができる開館時間があったので、その時間に合わせて入ってきました。建物内の中庭が綺麗で、ゲルニカの他にもピカソの作品を複数見ることができました。こちらにはスペインの近現代美術作品があります。

ピカソの「ゲルニカ」

これは一度見ると忘れることがない絵画の1つではないでしょうか。ドイツ軍のゲルニカ空爆に対して戦争の悲惨さを表現しています。絵画に描かれる馬、牛、太陽や電気に見える目、灯火、死体を抱き絶叫する母親など、それぞれに意味が込められているようです。このように絵画の解釈を学ぶのは本当に楽しいです。
プラド美術館
ヨーロッパ三大美術館の一つとされるこの美術館に入りました。館内は撮影禁止だったので、残念ながら記録に残すことはできませんでしたが、多くの魅力的な美術作品がありました。

「フェリペ2世」「ルイ14世」「三美神」「1808年5月3日、マドリード(ゴヤ)」など、世界史では必ず目にする絵画や人物の肖像画があり、その他にも非常にリアリティを感じる美しい作品「ラス・メニーナス」「快楽の園(ヒエロニムス・ボス)」が展示されていました。美術館は閉館2時間前からは入館が無料になります。
特にゴヤの作品である「1808年5月3日」では、ナポレオン軍が無抵抗なスペイン市民を襲っており、戦争の悲惨さを伝えるとともに真ん中の男性が手を広げている様子はキリストの受難として表されています。
王宮
実物の迫力は言葉で表現するのは難しいです。巨大な建造物でありながらも装飾は非常に落ち着きを感じます。また、王宮のすぐ横にあるアルムデナ大聖堂のところから見られる景色はとても綺麗です。


カトリック大聖堂
こちらはプラド美術館の近くにある教会です。

マヨール広場

サン・ミゲル市場
ここは必ず訪れてほしい場所です。一回の食事では足りないぐらいの美味しそうな食べ物を提供しているお店がたくさん並んでいます。ぜひ、お腹を空かせて訪れてみてほしいと思います。

その他の魅力的な場所
スペイン広場

素晴らしい景色が見られそうです

ドン・キホーテとサンチョ・パンサ
アトーチャ駅

カイシャ美術館

<参考HP>