曲がったきゅうりを買いましょう
皆様こんばんは、おはようございます
いつの間にやら三月も終わりを迎えようとしておりますね、そろそろ桜もちらほらと咲きだしてきて、春だなぁとしみじみ感じておる次第でおります。
外を歩けば、春休みにはいった学生たちが楽しく遊んでいたり、河川敷でバーベキューをされていたり。
卒園式を終えたのか、お母さんお父さんと一緒に手をつなぐ子供たちなどをよく見かけるようになってきました
この季節は、出会いと別れの混ざり合った不思議な季節であり、それに伴い日本の四季の代表ともいえる桜も咲き、非常に素敵な季節です。
そして温かくもあり、良い日差しで気持ちの良い季節、しかし花粉症をお持ちの方には非常につらい季節ですね、お気持ちお察しいたします。
さて、話を本題にもっていくこととしましょう。
本日お伝えいたしますのは「本当の農業とは?」について
それに伴い「野菜の力」についても触れていこうかと
少し酪農とかも交えていければと思います。
先日こんな方にお会いする機会がありました。
「公益社団法人 全国愛農会 代表 村上 真平 さん」
この方の経歴などについては、ご興味が出てきたらぜひ調べてみてください。
【千年続く村づくり】をスローガンに、真に持続可能な農村・社会づくりを目指しておられます
活動範囲も日本の農村から韓国・インド・AFA(アジア農民の会)を通じてアジア地域の13か国へと広がり、国連機関・国際会議への出席を通して発言をされていたりと、なかなかに大きく活動をなされています。
そんな村上さん、今三重県と奈良県の県境にある、三重県津市美杉町の池之平高原というところで「なな色の空 自然農園」を営んでおられます。
今回はそちらにお伺いし、いろいろなお話を伺うことができました、今日はそのお話から感じたことなどをお伝えいたしますね。
この「なな色の空 自然農園」では有機農業を行っています。
もちろん、農薬は使わないです。
しかし、ただ農薬を使わないことが本当の有機農業というわけではないというのが今回お話を聞いて理解した部分です。
※自分が行っていないので、本当の意味での理解ではないかもしれませんが・・・
まず、村上さんが仰るに、「農薬は一切いらない」とのこと。
そもそもの農業をしてきた今までの歴史を踏まえても、農薬使ってない時代でも野菜とか採れてたよね?という話ですよね。
何故農薬を使いだしたのかというと、一言でいえば「楽だから」ということになるんでしょうか?
虫がつかない、雑草の除去とかあんまりしなくていいし、野菜もきれいな見た目になるから売れる。
いいこと尽くしです。
国が「生産性を上げろ、効率よく多く生産しろー」っていうもんだから、そりゃたくさん作るためにやれることはやりますよね。
国とは言いましたが、一般国民、消費者も形のいい野菜やきれいな野菜で、しかも大量に作れるようになったから価格も安くなれば、それは安くてきれいな方を選びますよね。
そうなることで、昔ながらの本当に自然のままの野菜は「形が悪い」とか「虫が食べている」という理由で受け付けられなくなり、買い手がいなければ、売り手は生きていけませんから、どんどん農薬を使ってきれいな形の野菜を作らざるを得なくなるわけです。
栄養が非常に乏しく、農薬の影響があるとはいえ、それを消費者が選んでしまったのだから仕方のないことなのです、私たち消費者が自ら選んだ道なんです。
言わずもがな、皆さん昔ながらのお野菜のほうが栄養も満点で、身体にいいことは本能的に知っているし、わかっているはずなのに、少し価格が高いということもあってなかなかそちらを選ばない、もしくはそもそも今の野菜と昔の本当の栽培方法で作られた野菜を知らない可能性もあります。
キュウリだって今はみーんなまっすぐな形してますけど、本来きゅうりは曲がってたりします。
大根だってあんなにきれいに太くて長い物ばかりじゃなくて、結構自由に成長しますので、ぼこぼこだったりもします。
ニンジンだってあんなに大きくないんですよもともとの日本のものは。
そしてみんな虫が食べちゃうんですよ、安全でおいしいから。
農薬が使われたものはそりゃ虫も食べませんよ、危険だし栄養ないんですから。
そんなのちょっと考えればわかることだし、なんとなくは既に分かっているはずなんです。
でも一般のスーパーにはまずそんな昔ながらの本当の勇気の野菜なんか出回ってきません。
スーパーも売れないものをわざわざ買いませんからね。
しかも有機と銘打っていても、それが本当の有機なのかはわからないんです、そりゃ農薬やその他の諸々の条件をクリアしているわけですから、そこら辺の野菜よりかは良いと思いますが。
さっきから「昔ながらの」とか言うてますが、昔ながらはほとんど人の手が加わらないんです、自然の力をそのままお借りしています。
畑もビニールとかではもちろんなくて、季節によってできる野菜が違います、畑ごとに野菜が分けられていることはありません。
一つの畑に色んな野菜ができるんです。
その野菜たちが本来の旬と言われる季節に出来上がり、収穫する、また違う季節に違う野菜が出来上がり、収穫する。
これが自然とサイクルができてきます、もちろんそれを目当てに虫も寄ってきますし、モンシロチョウなんかもやってきます
そんな虫たちも自然のサイクルに組み込まれていて、虫たちもまた排泄をしたりするわけで、残った野菜もあるわけで、そのものを微生物が分解して栄養として土を豊かなものにすることで、また新たな野菜が出来上がる。
これは人間が手を出すまでもなく、途方もない昔から行われてきた完成されたサイクルなんです、これが真に持続可能な農業なんです。
もちろんこのサイクルは畑だけではなく近くの山や川など自然においては行われています。
要は植物⇒動物⇒微生物⇒植物という人がかかわらないサイクルですね
このサイクルの生産性は、俗にバイオマスと言われています。
人がこのサイクルに手を出すと、この完璧なサイクルが壊されてしまいます、それが今の農業ということになりますね、機械やら最新のIT技術が使われている大規模農業というものです。
今の世界これがどんどん当たり前になってきていますが、実は国連はそうは思っておりません。
「家族農業の10年」という宣言を2019年から2029年に定めています、これは大規模農業から小規模農業への転換を進めていくということです。
昔のやり方に戻そうぜ、ってことですね。
今のスーパーにおかれているような野菜は、以前に比べて栄養は3分の1程度まで減っているそうです。
味も、野菜本来持つ味が薄れているそうです。
私自身スーパーなどの野菜がほとんどだったと思いますので、あまりそんなイメージはなかったのですが、昔ながらの野菜を知っている方に言わされば、まったく違う味だし形も変わっているとおっしゃいます。
先ほどお伝えしたようなキュウリや大根などもそうです。
そしてそんな野菜を自ら作り、食べている村上さんは「痛みを知らない」そうです。
「あまり痛くならない」とかじゃないですよ「知らない」んです。
そんなことあるんか!と驚愕しました。
俗にいうマクロビオティックというもので、肉は食べてないんです、村上さん。
他のマクロビオティックのかたの話を聞いても、やはり何かしら身体に異常はある人が多いのですが、もはや村上さんの生活レベルまで行けば、真のマクロビが完成されているなぁと思いました。
しかもわが師匠が「今まで5万人くらい診てきたけど、初めて健康と言える人に出会えた」と。
これが「正解」だったんです
日本古来の農業の力をもう一度再現することができれば、どれだけの人が身体の悩みから解放されるんだろうと思います。
もちろん、今のこの便利な世の中からはもう撒き戻すことはできません。
便利さを味わってしまいましたから、我々日本人は。
でも野菜など食べ物はまだ間に合います。この本当の野菜を買うことです。
少し値は張ります、でも健康に代えるものではありません、そこらへんのサプリメント買うより、この本当の野菜を買って食べる方が絶対にいいです。
断言します。
でもまだまだこの野菜を作る方が少ない状況ですし、消費者の意識が変わらない限り、作りても増えないのです。
少しでもこの記事をご覧になられた方が、こういう農業を頑張っておられる方の野菜を購入していただけるきっかけになれば、本当にうれしいです。
いつか、もっと関係が作れれば、ここでもサイトとかを紹介して買っていただけるようになりたいですね。
以上、となります。
いつもより長めとなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!
酪農の話はまた今度続きを書こうと思います、ではまた!
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【完全予約制】ユミエパルス鍼灸院 院長 平野 要範
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