忘れずに奨学金の返還免除を申請しよう!
こんにちは。吉野です。
大学や大学院に進んだ方は奨学金を借りた方も多いかと思います。去年の情報ですが全体では34歳以下の半分が借りているようですね。
私も大学院の修士課程だけ、日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金を機関保証(親以外の保証人無し)で借りていました。
つい最近、保証料が全員必須になるというニュースがありましたね。私は第1種だけ借りていて、年間5万円でした。
かなり昔は教師になったら免除されるという特別返還免除の規定があったようですが、平成15年には完全に廃止されたようです。
ただ、実は今も返還免除の方法があります。
それが「特に優れた業績による返還免除」です。
これは無利子の第1種のみ有効で、学内外で特に優れた業績をあげたと認定された場合に適用されます。上記のページにもあるように「お申込手続きは、貸与終了する奨学生が在学する大学長に願い出、大学長から本機構へ推薦される必要があります。」
免除されるのは全額または半額となっていて、大学の事務によると概ね「学内」と「学外」の両方とも実績が無いと全額免除にはならないとのことでした。大学は申請するだけなので、あくまで経験則のようですので確実では無いですが、まぁ分かりやすい指標ですね。
免除は貸与されてる人数の30%までらしく、半額免除は思っているよりも出るようです。しかも、平成30年度から博士後期課程は最大45%が対象になるので、可能性がかなり高くなります。詳しくはJASSOを確認してください。
私の場合は日本学術振興会の特別研究員(DC1)に採用内定してたので、学外の実績は何とかなりました。問題は学内の実績で、TA(ティーチングアシスタント)くらいしかなく、何とか通るように文章を先生と相談しながら作成しました。
大学としては両方とも実績ないとJASSOへ申請できないという決まりらしく、口頭でも事務の方に丁寧に説明しました。面倒くさい学生だと思われていたかもしれません。申請するかどうかの基準は大学によって違うと思います。
そして申請の結果、見事に全額免除を勝ち取りました!しかも機関保証だったので、保証料が全額振り込まれることになり、それが10万円くらいありました。本来は受け取ってたはずのお金なので儲けたわけではないですが、思わぬボーナスでした。
私が修士課程で借りてたお金は2年間で約200万円。この金額でも返済しようと思うと大変だし、長引く不安感があったはずです。いま借金に悩まされずにいるのも、変換免除申請を怠らなかったからですね。
「誰にでも出来ることを、確実に行う」
意外とこれが実行できない人は多いので、行動を起こせるあなたは得しますよ。奨学金を借りてるなら、動きましょう!
【告知】イギリス留学するまでに、それから留学中にも取り組んでいた、英語学習法を有料ノートで公開しています。一部は見れるようにしていますので是非ご覧ください。