自分流の美術鑑賞、はじめよう!~かけだしライター、はじめての美術記事を書く~
こんにちは、よしのです。
2023年9月16日から、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」で特別な企画展が開催されています。
その名も「重岡良子 花鳥画展-伝統の中の日本画から明日へ-」。
この展示は、絵画をもっと身近に感じ、日常生活に花鳥風月の美しさを取り入れるためのきっかけを提案しています。他の展示会ではあまり見かけないクッションやタペストリー、Tシャツ、フロアライトなどの展示がありました。
会場の大阪くらしの今昔館は、大阪の歴史や文化を伝える場所として、朝早くから多くの人々でにぎわっていました。
企画展は8階企画展示室で開催され、広いスペースで落ち着いて鑑賞できます。
自己紹介などで美術鑑賞が趣味だと告げると、美術の何を見ているのかとよく聞かれます。この記事を読むことで、あなたも「自分なりの鑑賞の仕方」のヒントを得ることができます。
「重岡良子 花鳥画展-伝統の中の日本画から明日へ-」って何?
この展示は、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」が主催するもの。
伝統的な日本画の中に新しい息吹を感じることができる、日本画家、重岡良子さんの花鳥画を中心に展示されています。
今回のテーマは秋冬。
一昨年の2021年4月~6月中旬にかけて、同会場で春から夏の屏風をテーマにした企画展が開催され、今回はその続きにあたります。
(前回個展名:重岡良子花鳥画展ー時を紡ぐー写生から装飾 そして琳派を生きる)
他の人はどう鑑賞してる?
会場に到着したのは、11時少し前。
総合受付と企画展の受付で写真を撮らないように再三お願いをされます。
先客は3名。
入り口からコの字型に広がっている展示スペースには、13点の作品が悠々と並んでいました。
会場内を歩くと、人々が絵画の前でじっくりと鑑賞しています。
左手の角には、重岡さんご本人とご友人が作画当時の苦労や表現する楽しさと語り合っていました。
中央部分では、40代くらいの女性が、受付で配られている作品一覧表に鉛筆でメモをとっていました。全体を眺め、細部を一つずつ細やかに見ている様子。ガラス張りの作品に近づいたり、離れたりしながら、作品との対話を楽しんでいるように見えました。
あとから50代くらいの男性がひとり入ってこられたのですが、早足で展示室をささっと1周し、高速で鑑賞を終えていました。
あまりの速さに驚いて、思わず笑ってしまいました。
自分の感じたこと、どう伝える?
わたしの感想メモを作品名とともに掲載しておきます。
お昼前に伺ったので、どうやらお腹が空いていたようです。
美術作品の見方は人それぞれ。
好ましく感じるのも、ちょっと合わないなと思うのも個人の自由です。
気負わずに、気軽に楽しんでいただきたいと思います。
美術鑑賞、もっと楽しもう!
この企画展を通じて、花鳥画の美しさや、それを通じて感じることの楽しさを再認識することができました。
また、他の人々の鑑賞の仕方を知ることで、新しい視点や鑑賞のヒントを得ることができました。
特に、さいごに展示室に入ってこられた男性の高速鑑賞。
美術鑑賞が趣味ですが、体力が続かなくて後半の方は記憶が曖昧になることが多いので、とても参考になりました。
今後は高速鑑賞とじっくり鑑賞を交えた独自スタイルを確立させていきます。
朝夕の冷え込みが厳しくなり、食欲、芸術、文化の秋は目の前です。
多くの方に美術館へ気軽に足を運んでいただき、絵画の世界に触れていただきたいものです。
「重岡良子 花鳥画展-伝統の中の日本画から明日へ-」の詳細は以下のとおりです。興味のある方は、ぜひご鑑賞ください。
個展へのアクセス
住所:大阪市北区天神橋6丁目4-20
施設名:大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」8階企画展示室
企画店名:「重岡良子 花鳥画展-伝統の中の日本画から明日へ-」
会期:令和5年9月16日(土曜日)から令和5年11月5日(日曜日)まで
休館日:毎週火曜日
開館時間:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
交通手段:
大阪メトロ堺筋線「天神橋筋六丁目」
阪急電鉄「天神橋筋六丁目」
各3号出口よりビル直結
JR環状線「天満」駅より北へ650m