![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56851235/rectangle_large_type_2_5351ce579910506453dfcb598b17da0b.jpg?width=1200)
友達が認知症みたいになって心配な話
2021年7月15日(木)
僕は幡ヶ谷36°5でライブをやった。
コロナ禍だ。緊急事態宣言中だ。
いろんな意見があると思いますが僕はきちんと感染対策しているお店で歌う事を選んで活動しています。
僕を一人ぼっちにさせないで居場所を作ってくれたライブハウス、ライブバー。
僕もお客さんだ。だから食べて飲んで歌って帰る。
ライブってのは生物だからね。
ステージに上がってる時だけがライブじゃなくてライブハウスのスタッフさんと会って話すのもライブ。
僕はこの場所と人が好きだ。
ライブはいい感じで出来た。久しぶりにライブの途中でギターの弦が切れてしまったけどね。
そんな事はどうでもいいのだ。弦が切れても切れなくてもライブとして成り立つ方が大切で今日はギターの弦が切れたから急遽、セットリストを変えて歌ったうたがある。
そう言うの含めてライブだからね。
そして今日の本題。
久しぶりに会った友達の話。
ライブに遊びに来てくれたんだ。
僕の兄貴分みたいな人。
古い付き合いだし、数々の思い出がある。
最高の瞬間も最悪の瞬間も一緒にいてくれた大切な人。
僕よりちょっと年上なんだ。
その人が来てくれたんだけど来た瞬間「ん?」って思った。
おじいちゃんみたいになってた。
老けた。
歩き方もヨボヨボ歩き。
顔色も悪い。
第一声「○○さんおじいちゃんみたいになっちゃった!!!」
って言ってしまった。
50歳を超えてる人なんだけど若々しかったんだよ。
それが今では実年齢より確実に10才以上は上に見える。
どうしたの?
仕事していないって!
熱中症で倒れて転んだりして足を負傷したって!
ここ1ヶ月で4回も救急搬送されたって!
食欲もなくほぼ食事をしていないの!!!
とりあえず顔色も悪いし、このご時世、体調悪い人、体調悪そうに見える人がライブハウスにいるだけで気にする人もいるし本人に「具合悪い?」って聞いたら「具合悪い」って言うから「せっかく来てくれて申し訳ないけど今日は帰った方がいい」って話をしたんだけど「具合悪いって言ってもそれはコロナとか風邪とかそういう具合悪さではなくて精神的な物と足を怪我してるって意味で」って事だった。
店主さんが「わかった。それならライブ見て行ってもいいけど、体調悪くなったりしたら帰って休んでね。無理しないでね。」って言ってくれてライブを見てくれた。
ドリンクを飲んでいる時はマスクを外すから、その時に見えたけど歯も減っていた。
心配だ。
何があった?
足の怪我とかも誰かにやられた?
とか心配。
元々は僕と一緒に共同企画で何十本とライブイベントを開催したりしてた人。
月一でのイベントを5年以上一緒にやってた。
一緒にバンドでステージで演奏した事もある。
年は少し離れてるけど一緒に青春と呼べるような時間を過ごした人。
だから変わり果てた姿を見て本当に心配。
飯食って欲しい。
仕事はできないのかな?
誰が一緒にいてくれる人はいないのかな?
僕はこの人が結婚した時にお祝いもした。
離婚した時は悲しかった。
でもまた彼女が出来たよって聞いた時は幸せになって欲しいって思った。
数年前にいつも一緒にいる女性が出来たって聞いた時は嬉しかった。
でもその女性は詳しくはわからないけど亡くなったらしい。
一人で大丈夫かな?って余計な心配した。
本人には「舐めんな、お前より長く生きてるんだから」って言われた。
そしてコロナ禍になり、なかなか会えない日々が続いた。
ものすごく久しぶりの再会。
久しぶりにライブを見てくれた。
僕が20代の頃とかにやってたバンドのライブも見てくれてた人。
人が年を取るのは当たり前。
老けていくのも当たり前。
だけど尋常じゃないほど老けてた。
僕は高齢者介護の仕事を長年やってる。
そんな僕から見て高齢者のように見えてしまった。
いや、僕の勤めてる施設の高齢者の方が元気に歩けてる人だっている。
まだ年齢的に高齢者ではないけど、認定調査したら要介護認定とかになっちゃんじゃないの?って思うほどだった。
そして極みつけは自転車で来たって言うから自転車のところまで送ったのね。
そしたら…自転車のカギを出して自転車のスタンド部分に向かってカギを刺そうとしてたんです。
僕は最初理解できなくて「ん?何してるのかな?」って思った。
次の瞬間、ギャグでやってるのかな?とも思った。
そしたら「ごめん、暗いから鍵穴見えないや」って言うもんだから
「カギはそこじゃなくてこっちですよ」って自転車のカギの場所を教えた。
そしたらキョトンとして「あぁ〜カギを閉め忘れちゃってたんだね」って!
でもカギはきちんとしてあった。
僕はこの自転車、本人のじゃないんじゃないか?とか色々思いながら「自転車間違えてない?この自転車?」って聞いたら「これだよ」って言う。
そしてまた自転車のスタンド部分にカギを刺そうとしながら「カギ穴が見つからない。」って。
僕は職業柄、認知症の人と接する事が多い。
ってかほとんどの方が認知症。
これって認知症みたいだな?
でもライブハウスに来れたり時間も間違わないで来れてる。
見当識障害とか出てないし認知症の初期症状とは違うな?
でも認知症みたいな行動だな?
とか色々頭の中で考えた。
とりあえずこの自転車が本人の物かもわからないから「カギ借りていい?」って聞いてカギを受け取り自転車のカギ穴に刺してみた。
カギが開いた。
本人は驚いていた。
あれ?カギ?開いた?って
認知症みたいな症状だけどアルツハイマーとかとはちょっと違うかも?
どっちかと言うとマダラボケって言うのかな?
脳の中で機能できてない部分とかあるのかな?
脳出血とか?
いろんな事を考えた。
このまま仕事もなく独居で生きていけるのかな?
今日、久しぶりに外に出て出かける事が出来て久しぶりに人と話た。
って言ってた。
僕も4歳の娘がいるし生活もあるから金銭的に助けるとかそう言う余裕はないけど、近々病院に連れて行こうと思う。
まともじゃなかったもんね。
長々となってしまったけど、兄貴みたいに慕ってた人が急激に老けておかしな行動取ってて本当に心配でこんなnoteを書いてしまいました。
もしも最後まで読んでくれた方がいましたらありがとうございました。
吉野もぐらのnoteはただの日常の日記みたいな感じなんですが、またこの続きを書く日が来ると思います。
それではまた。
吉野もぐらでした。