俺と師匠の情熱seitai life Osaka編 5
静寂の中色んな思いを噛み締めながらセミナーは始まった。真剣に聴きながらこの場を楽しむだけ。後はLiveを楽しむ。ヒートアップしたり緩やかになったり波のように時は流れる。
合間で師匠が今回、鞄持ちにつけた『モロー』が先生のペットボトルの水を咄嗟にかつ自然に変えている。俺には真似できないな…。このセミナーの間、沢山モローと話した。
詳しく聞いてみればなんとエジー先生の弟子だという!?
先生のDVDに突然出てきては場を魅了してしまう人。謙虚で心の温かさと人としての優しさが画面から伝わってくる。実はエジー先生にも嫉妬していた。いつか俺がエジー先生の代わりをする!画面からでもそう思わせるぐらい優しく、温和な人だが風貌が目立ち過ぎている。ギャップが半端ない。俺もああなりたい。
モローは色んな所でもこっそり何かしていた。休憩中、みんなが靴を履いて出かけても知らない間に靴が揃っている。誰がやったかはわからない…。一緒に酒を買いに行ったり、渡す時も的確に一瞬で情報をくれる。スゲエなと思ってた時、モローが言ってくれた。
ヨシナリさん。感動しましたよ。俺はあんな風にとても自分の気持ちを言えないよ。悔しいけど真似できない…。
サラッと自然に言えるオマエが凄いよ。しかも絶妙なタイミングで…。また泣かせんなよ。気持ちを察してかサッとその場を去っていく。
カッコ良過ぎだぜ!モローーー!!
人は自分の足りない部分を補完して成長できるんだろう…。長所を伸ばし短所を極限まで活かす。
最高だな人間って…。なんて思いにふけっていると、今度は師匠が言う。
「ヨシナリ、今日はハグしたい気分だぞ!一緒に飲むか?帰りの新幹線はもうとってあるのか?」
大丈夫です!まだ買ってないので残っていきます。午後から仕事なので泊まりでも大丈夫です!
エジー先生「ヨシナリ君、僕も名古屋だから一緒に車乗っていく?家まで送ってあげるよ」
マジか!先生も上機嫌でそうしろと言っている。
これは色んな意味で乗らないわけにはいかない。
今度はエジーさんとの弟子同士の交流戦だ。面白くなってきやがった!上等、上等!
地の果てまでも追いかけてやるからな。ジェダイマスター達。死ぬ気でついてく覚悟は出来てるぜ!
つづく