上司にもフィードバックを。事業部全体で2S2Bをやってみた。
私が現在働いている株式会社YOUTRUSTの法人サイドに向き合うキャリア事業部では3ヶ月に1回、合宿という名の1dayオフサイトミーティングを実施しています。
今回は、2022年7月の合宿で実施した2S2B(2ストライク2ボール)がかなり好評だったこともあり、せっかくなのでまとめてみます。ちなみに2S2Bは以下のように、お互いに強みと期待をミニマム2つずつ、同じくらいの数ずつ伝えましょう、というものです。
チームとしてもっと成長したい!振り返りの質を上げていきたい!という方にはおすすめです!
実施の背景
もともと2S2Bは、私が新卒で入った会社で実施されていたこともあり存在は知っていました。
ただ改めてやってみたいと思ったのは、参加させていただいている「組織行動論」おすそわけ勉強会がきっかけ。
この勉強会のなかで、相互フィードバックの重要性を感じました。そしてなんとなく感じていた事業部の課題のひとつに、「伸びしろ、期待値を伝えるフィードバックが少ない」というものがあり…。事業責任者に起案し、実施してみることとなりました。
2S2Bのやり方と注意点
■やり方
2S2Bの一般的なやり方はとても簡単。
今回は事業部全体に対するフィードバックも欲しかったので、③'の部分で事業部に対する2S2Bを記載してもらいました。
■注意点
せっかくやるなら!と、以下2つの注意点をお伝えしました。
1つ目はデッドボール、人格を否定するような発言はだめということ。愚痴のぶつけ合いをすることではなく、期待を伝えることが目的ということを強く意識することは大事。
2つ目は忖度をしないということ。伸びしろを伝えるフィードバックの習慣がないと、特に上司に対しては、どうやったらいいかわからない方もいるかもしれないなとは思っていました。ただ、みんなで時間を使って実施するのであれば、ちゃんと言わないのはむしろ失礼。配慮はしてほしいですが、遠慮をしてはあまり良い時間にはならないということも大事なルールとして伝えました。
実際にやってみて
■どんな意見が出たの?
例えば私個人には、以下のようなフィードバックをいただきました。
ストライク、良い点として書いてもらったことの多くは、普段からよく言われることでもありました。ただ一点、チームへの愛を感じるとのコメントをいただけたことは、普段あまり言われないことでもあったので少し意外でとても嬉しかったです。笑
反対にもらったボール、期待値としては、「みんなをもっと頼ってほしい」「フィードバックを遠慮なくしてほしい」と共有してもらえたので、改めて積極的にチームへのフィードバックを意識したいと思えました。
また上司に対しても期待を2つ以上伝えないといけないという制約を設けたことで、メンバーの視座や日頃のスタンスをいくばくか引き上げることにつなげられたのかなとも感じています。執行役員やマネージャーに対しても、もっとこうしてほしいという意見がたくさん出たのは、今後の行動に変化を生むひとつのきっかけになればと考えています!
そして事業部全体にもたくさんのストライクとボールが出ました。
ボールとして一番多かった意見は、「もっとできる!というフィードバックが少ない」というものでした。成果に愚直に向き合い、会社のバリューのひとつである「ART OF LOVING(努めて仲間を愛する)」を体現した組織になれるよう、今後も折に触れこういった機会をつくっていきたいです。
■参加メンバーの感想は?
アンケートでは以下のようなコメントが!
自分ではこうかなと思っていたことが、周りからどう見えているのか。その差分に気付けるというのが2S2Bの良いところの1つなのかもしれません。
これをきっかけに、ストライクもボールも気軽に出し合えるようになっていければと思いますし、していけるように機会をつくっていこうと思います。
まとめ
改めて良かったところをまとめると以下。
・褒めることはもちろん、期待を伝えることも大事
・2S2Bは上司にも同僚にも気軽にフィードバックできる機会として良さそう
自分ひとりだけで、次はこれを意識しよう、もっとこれができるのでは、と考えることも大事ですがそれには限界も。だからこそ、客観的なコメントがほしいときにはチームでやってみると良いかもしれません…!
そして最後に、一緒に合宿をつくりたい方、YOUTRUSTに興味がある方は、ぜひ採用ページもご覧ください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?