シャワーフィルターを使ってみた
H201のシャワーフィルターが二代目に突入した。前回はゴールデンフリージアの香り。今回はダマスクローズの香りにした。
シャワーフィルターとは、文字通りシャワーヘッドとホースの間に取り付けるフィルターのことである。H201のシャワーフィルターは、ほのかな香りとなめらかな肌触りで、シャワータイムに彩りを与えてくれる。僕には自宅の湯船につかる習慣がないから、シャワーをカスタマイズできることに関心があった。
最近は高級シャワーヘッドを使う人も増えてきて、一度試したいと思いながらも購入はためらっている。値段というよりも、わざわざ買うほどの価値があるのかという思いと、型が合うものを探すのが面倒なことで、ためらっている。レビューを見ても賛否両論で決意がゆらぐ。やっぱり試してみないと購入までは至らないなあと思っている。
その点、シャワーフィルターはなんとなく気軽に購入できた。合わなかったら残念、とぎりぎり思えるくらいの値段だし、何より香りに包まれるというのが魅力的だった。お湯の成分も変わるみたいだから、味気ない水道水が温泉になるような魅力があった。
実際に使ってみると、とても調度いい具合の香りがついていた。まさに温泉の素を入れたお湯の感覚に近いようだけれども、いくぶんか和らいで感じる。シャワーとして使うのに調度いい具合の香りに調整されているのだろう。
ビタミン成分のためなのか、こころなしか肌への感触がやわらかで、シャワーヘッドを変えていないのに高級感を感じる。香りと相まって、心地よく肌を流れる。
そういえば東京といえば、水道水が飲めたものじゃないと話に聞いていた。そもそも水道水をそのまま飲む機会はほとんどないし、山形と東京で飲み比べたこともなかったのでよくわからなかった。
ただ東京に限らず、銭湯や温泉に行ったときのシャワーのお湯が合わないことはたまにあった。お湯自体の成分もあるだろうが、シャワーの性能や温度調整の影響もあっただろう。そう考えると今の家のシャワーはまずまず良い方で、それほど不快感は感じていなかった。けれども、浴室自体の作りが古くて、清潔ではあるけれどもあまりその空間に積極的には居たくなかった。
それがシャワーフィルターを使うようになってから、だいぶその空間の居心地が良くなった。シャワーを浴びる前には、お湯が安定して出るまでシャワーを出しっぱなしにしておく。そしていざ浴室に入るころには、浴室中が甘い香りの蒸気に包まれている。
そもそもシャワーやお風呂というのが好きではない自分にとって、この影響は大きい。いざ入ってしまえば心地よいのだけれども、とにかく面倒になってしまう自分にとって、少しでも魅力的な空間になることは生活習慣の改善にもつながるのだ。
そのシャワーフィルターも二代目。前回のものは三カ月くらいはもっただろうか。今回の新しい香りも魅力的で、ものぐさな僕に行動力を与えてくれている。たかが香り、されど香り。誰かと同居している人は好みが分かれるかもしれないけれど、一人暮らしの人は試してみたらいいと思う。ふんわりとした香りが、日常にちょっとした高級感を与えてくれる。