ぷれいす東京の活動報告会
ぷれいす東京の活動報告会に伺ってきました。
当日の模様はこちらの動画(YouTube)でご覧になれます↓↓↓
ぷれいす東京とは
ぷれいす東京は、HIV・エイズとともに生きる人たちが、ありのままに生きられる環境を創り出すことをめざして活動している団体です。
直接支援
HIV陽性者や確認検査待ちの人とパートナー、家族などのためのサービスとプログラムです。
〇相談サービス
専任の相談員が電話での相談や、対面での相談に応じます。匿名での相談が可能です。
〇参加型プログラム
〇バディ派遣
啓発・予防
電話による相談、冊子制作、イベントや学習会の開催を行っています。
〇ホットライン
HIV感染不安の電話相談を行っています。
〇Gay Friends for AIDS
ゲイ・バイセクシュアル男性へのHIV/エイズについての電話相談を行っています。
〇Sexual Health Project
その他の活動
そのほか、研究事業、研修プログラム・講師派遣、Webによる情報発信、資材開発などを行っています。
印象的だったこと
一つには、若い世代への継承です。
他のNGOやコミュニティーにとっても同じ課題ですね。サークル活動や事業会社にとっても同じでしょう。
ぷれいす東京にも若いメンバーは少なくないように思いますが、これまで長く活動されてきた方々の知見をどのように伝えていくかが課題なのだと思います。
そういう意味でも、活動されてこられた方々の語りをアーカイブとして残してくことは、本当に大切だと思います。
もう一つは、連携の大切さです。
後半の記念トークでは、研究者とNGO、そして行政が連携していくことの黎明期の緊張感のあるお話を伺いました。
今となっては当たり前で、欠かせないものになりつつある、行政-研究者-NGO-当事者の連携。
現代ではさらに、そこに企業や非当事者がそこにどう関わっていくかも大事になってきていると思います。
最後に、支援団体にどのようにつながるかです。
今回の報告会を通して、ぷれいす東京のさまざまな活動を知ることができました。
中には、活動内容を全く知らなかったものもありましたし、名前は知っていても、具体的にどのような活動をしているのかを知らないものもありました。
比較的関心を持ってきた私ですらそうなのですから、ましてや一般の人にとっては、これらの活動を知ることはとても難しいでしょう。
何か困ったことがあったときに、どこに相談すればいいかは、本当に難しいと思います。
体調がわるいときだって、何科の医者に行けばいいのか迷います。
特に、HIV/エイズに対して事前の知識が少なかったり、スティグマがあったりする場合には、ましてや相談先に困るでしょう。
また、セクシャリティや性行為に関わることを相談できるところは、なかなか思い当たらないでしょう。
そんなときに、頭の片隅に「ぷれいす東京」があれば、きっと役に立ちますよね。それは、当事者じゃなくとも、周囲の人にもいえることです。
何かしらセクシャリティや性行為、HIV/エイズに関わることについて気になることがあったら「ぷれいす東京」の情報を手掛かりにできる。それだけでも覚えておければ、いいんだと思います。
今後のぷれいす東京
ぷれいす東京では、大きな事業を二つ予定しています。
① CONSENT(コンセント)
全国の団体と連携した、LGBTQ+ユースを対象の性の健康を支援するプロジェクト
② HIV/エイズ語りの歴史アーカイブ
HIVを巡る個人の語りをアーカイブ記録するプロジェクト
チャリティー専門ファッションブランド「JAMMIN(ジャミン)」の、「ぷれいす東京復刻デザイン」が販売されています!
私自身、このJAMMINはよくチェックしています。週替わりで、さまざまな団体のグッズが販売されています。グッズの収益から、各団体に支援がなされる仕組みになっています。
また、ぷれいす東京では、寄付も募集していますので、関心のある方はチェックしてみてください!