「みんな同じが当たり前」じゃなくなればいいのに~白マスクに寄せて~
政治家や自治体代表がテレビに出るときには、必ずマスクをしている。
しかし、マスク不足の中、白いマスクだけをしているのは、そろそろ不自然に思えてくる。
どこから出てくるの、そのマスク?
もちろん、沖縄のデニーさんのように、カラフルなマスクで話題になっている人もいる。
でも、それが少数派だから揶揄されるのであって、実際には白マスクが主流なのだろう。
そんな中、学校や職場での「白マスク」指定が話題になっているようだ。
これは十分に想定できたことだと思う。
確かに、みんな白マスクの中で黒いマスクをするというのは、学校という特殊な場では違和感に思えるかもしれない。
また、一部の接客業でも、白マスク以外のマスクだと、違和感を感じるのかもしれない。
この空気を変えていくのは、簡単ではないだろう。
学校では、「必ずしも白でなくともよい」とされたようだけれども、教員や生徒にとっては、違和感はぬぐえない。
髪型や服装、持ち物を均質化されている学校という環境の中で、白マスク以外は違和感を生じやすい。
だからいっそ、「白以外を推奨」くらいでいいのかもしれない。
まあ、それはそれで大変かもしれないけれど。
でも、今は「非常事態」という意識が強いから、変化を受け入れやすいのは確かだ。
これまでは、「学校に登校するのが当たり前」「職場で仕事をするのが当たり前」だったことが、必ずしも当たり前ではないと思えてきた。
その流れで、「みんな同じが当たり前」もなくなっていけばいいと思う。
みんな違ってみんないい。
口先だけでは言えても、現実はそうはいかない。
使い捨てマスクは、本当に必要な所にまわして、そうでない所は代替できるもので済ませればいい。
そんな流れが、そろそろ出来てきてもいいんじゃないだろうか。
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