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冬らしくなってきた

すっかり冬らしくなってきた。街中ではクリスマスソングも流れ始め、期待と寂しさが入り混じる。

昨日は中学校の同級生と食事をした。中学校はおろか、大学や前職の友人達とも基本的に没交渉な自分としては大変に珍しいことである。

彼女とは、今年の1月にバーで再会した。ゲイバーというわけではないのだが、基本的にゲイの顧客が多い店だった。互いに初めて訪れた店で、本当に偶然に再会した。この広い日本、それも人の多い東京の奇跡である。

そのうち食事でも、となってから1年が経とうとしている頃に、ようやく実現できた。

高円寺で待ち合わせをし、焼き鳥屋で存分に話した。元来しゃべることが好きな自分だが、25年を経た再会で話は尽きなかった。

当時吹奏楽部でともに演奏した仲間で、その後も音楽の道を進んだ彼女とは共通の話題も多く、互いの人生や僕の教育の話、そして音楽の話に夢中になっているうちに、3時間以上が経っていた。

そもそも音楽の話を存分にできるということは人生の中でも稀少である。音楽とひとくちにいっても幅広く、吹奏楽やオーケストラにしぼってもかなり人によって話せる範囲が違う。

彼女は音大に進んだこともあって、おもしろい話ができた。決して高尚な話やマニアックな話ではないが、基本的なことを共有できていることは大きかった。


先週末あたりから昼夜逆転に磨きがかかり、午前中は寝て午後にやや活動し、夜の早い時間に寝て日付が変わる頃に起きる。そして朝方まで仕事をして世間が起き始める頃に寝る。そんな生活になっている。

咳喘息の症状が出始めていたので、深夜の時間は息苦しいことが多く、身体を起こしていた方が楽だということもある。

特に人と会う予定や、人に合わせる予定がなければ、このような習慣でも支障はない。もうちょっと喘息が収まるまでは続きそうだ。


吉村ジョナサン(Yoshimura Jonathan)/1984年山形県生まれ。山形大学教育学部、東京福祉大学心理学部を卒業。高校教師を13年務めた後、不登校専門塾や通信制高校、日本語学校、少年院などで働く。2024年に株式会社智秀館を設立。通信制大学生支援と日本の古典文学専門塾の運営を行う。また、作家・マルチアーティストとして文筆や表現活動を行う。



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吉村ジョナサン(作家)
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