自分を大事に、周りの人を大切に【私の仕事】
カウンセラー、研修講師、マヤ暦アドバイザー、コンサル、NPO活動、子育て支援、コラムニスト、居場所づくり。
職業?
職種?
役割?
活動?
仕事?
切り口次第で表現をいくつも用意できるので、自分のことを紹介するときにはこう話しています。
「カウンセラーとして、いろいろな仕事をしています」
僕が会社を辞めたのは、2011年8月。
『カウンセラーとして仕事をする』と言ったものの、最初はまったく仕事がありませんでした。会社員時代にシステムエンジニアとして身につけたITスキルで、ブログやホームページ作成の手伝いをしたり、事務作業や深夜作業のアルバイトをしたり、知人の紹介でパソコン教室や専門学校の非常勤講師をしたり、本当にいろんなことをして何とか収入を得る時期も短くはありませんでした。人のご縁で食べさせてもらっている、と感じたこともたくさんあります。
その中で、続いていることや、続けていきたいことを考えると、やる内容も大事だけど、「何のために」とか「何を伝えたくて」という気持ちの部分も重要だと感じるようになりました。
行きついたフレーズが、
『自分を大事に、周りの人を大切に』
です。
特に強く感じたのは、三男の出産の時。
妻は、次男、三男と帝王切開で出産しています。それぞれ別の病院で、三男がお世話になった病院は、立ち合いOKでした。撮影もいいですよと。
手術当日は、妻のお母さんに来てもらってお兄ちゃん二人をお願いし、僕は病院へ。お腹にメスを入れる直前から分娩室に入らせてもらい、全員で赤ちゃんをこの世界に出してくれる最初から最後までを、その場で体験してきました。
目が離せませんでした。
「血を見て気分が悪くなる男性が多いけど、旦那さんはずっとご覧になってましたね。大丈夫でしたか?」と、妻が落ち着いてから看護師さんに言われたそうです。
その時の写真はこちら↓
命は壮絶です。
そして、絶対に一人では生まれてくることができません。
手術当日は、先生を中心に5,6人の看護師さんたちが力を合わせてこちらの世界に連れてきてくれました。妊娠してから10ヶ月、お母さんのお腹でしっかり守られてきたし、毎回の妊婦検診では病院の皆さんにお世話になり、日々の生活はたくさんの人に支えられています。
そのひとつひとつがつながって、ひとつの命が生まれました。
命は本当に尊いものです。この子も、お兄ちゃんたちも、妻も、僕も、あなたも。
だから、楽しい時は楽しんで、嬉しい時はよろこんで、つらい時、悲しい時、へこむ時も経験しながら、「いろいろあるけど、これでいいよね。」と、自分で自分を認めてあげる。
自分のことを大事にする。
自分のことが本当に大事だと思えたら、目の前にいる人も大切にできるはず。
そんなことを関わる人たちと共有できるような仕事を、続けていきたいと思っています。
子どもたちにも伝えたいのは、こんなこと。
仕事をする上で大切にしている『自分を大事に、周りの人を大切に』の想いは、一年前に取材を受けた記事にも書いてもらいました。
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毎週テーマを決めて共同運営を続ける日刊マガジン『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 私の仕事 】でした。
今は、仕事の手段はたくさんあって、新しいものもどんどん生まれています。何を選ぶにしても、気持ちだけはブレないようにと思っているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
メンバーみんなのnoteも、忘れずチェックしてくださいね。
それではまた、お会いしましょう。