noteはじめます
2014年11月から、トノガワという「超」限界集落に住んでいます。
常に住んでいるのは8軒12人、その内80歳代が5人。70歳代が2名。10年経ったら、そのおじいちゃんおばあちゃんいなくなってるかも?!という村です。
このトノガワ、戦後開拓地と呼ばれる場所で、かつて日本が戦争に負けて海外から兵隊さんや軍属、その家族らが大量に引揚してくるという状況でつくられた集落です。時の政府にとって失業対策と食糧増産が目的だったわけで、今のウィズコロナ・アフターコロナの時代においてこの村の成り立ちや生い立ちに学ぶことがいろいろあるような気がしています。
ところで、自身はまちづくりや地域づくり分野の人間だと思っていましたし、noteはクリエーター向きだという認識でしたので今まであまり気にかけていませんでした。
先週末、「ロングライフデザイン」を提唱するナガオカケンメイ氏が書かれた記事に触発され、そして氏がnoteをされているのを知りました。読んでみれば、自分の活動に近いこともされていて、ならば一つ自分の思いをここに書き連ねてみることにしました。
トノガワ集落ができて70余年。49軒が入植して始まったこの村は今や8軒。「『再開拓』しないと村が消えちゃう」と思って日々行動していますが、言い換えれば、リ・デザイン。自分はこのトノガワをデザインしたいらしいと気づきました。
とはいえ、利害がからむことであり、もちろん1人でできることではなく、地権者の皆さんやリデザインに関わってくださる皆さんとのコミュニケーションや、読者の皆さんの応援があってこそ成し遂げられていくもの。そのプロセスを書き記してまいります。
まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いいたします。
地域プランナー&コーディネータ
ヨシムラコウジ