勢いが連鎖する
一定期間に自分がやってきたことを全て発揮し、全てを置いてくることができたら、同時に次のチャンスを手にすることができるのではないか。
学んできたこと全てを出し尽くすには準備が必要であり、環境もまた大切になる。
このような条件がそろい、気力も充実し、なおかつ一瞬怯んでしまうような壁が立ちはだかることが重要だ。
窮地でもあり、チャンスでもあるような場面で、自分のあらん限りの力を全部発揮しようと思えるものだ。
同時に、自分の力を波及させられる限りの範囲に拡大させることで多くの成果物が生まれる。
結果的には、多くの仕事を完成させていくことができるのだ。
一本の筋が通ることで他を巻き込める可能性が生まれる。
一つの柱を確立してしまえば、そこから生み出される世界が多くの人に関心を抱かせる。
だからこそ、攻めるべき時はとにかく果敢にやるしかない。
出し惜しみせず、全力で投入する。
全部出すことはそんなに簡単なことではないだろう。
ありったけ放出してみて、見える世界がきっとある。
こんなに出してしまって大丈夫かと思いきや、実際にはまだまだ力は残っているものだ。
たとえば、英語を勉強し過ぎて日本語を忘れないだろうか、と心配になったとしても普通に日本で生活していれば、英語をどれだけ勉強したとしても日本語は使えているはずだ。
どんなに頑張っても、全部を出し切るなんてことはない。
しかし、心理的にはこんなに実力を発揮して大丈夫か、後で困らないかと心配したりするものだ。
逆に、自分が実力を出し切ったと感じても、目標に及ばないこともある。
その時は、次回はもっと準備に力を発揮するのみだ。
それでもやっている最中は次のことなど考えずに、とにかく一度存分にアウトプットしてみる。
アウトプットで発揮される思考、自分なりの戦略や発想などが固まってきた時に、次のインプットの方針が決まってくるだろう。
そして、アウトプットによる成果物を自分の目で確認し、メンバーとも共有し、メンバーからのフィードバックを得ることでさらに、自分の中で新しいゴールが生まれ、チャンスも見えてくる。
一度、本気でやってみないと次に進めない時がある。
この状況では、必死で攻め上げる。
猛進しているときの勢いは、さまざまな方向に連鎖し、多くの人が注目して集まってくる構造となる。
その時に、自分もチームも成長できる。