10月の肌を守る！ -エステティシャンが教える乾燥対策と心のケア①-

日中はまだまだ暑いですが、朝晩はだいぶ秋の風が心地よく感じられる季節になりましたね。秋の夜長、大好きです。

でも、この季節お肌にとっては少し厳しい時期でもあります。空気が乾燥し始め、夏に浴びた紫外線のダメージが徐々に表れ、肌の乾燥やカサつきが気になる方も多いのではないでしょうか？

その原因は、夏の強い紫外線を浴びながら作られた細胞たちが、ターンオーバーして表面（角質層）に表れているから。その時期に作られた角質は、弱いのです。

今回は、10月にぜひ取り入れていただきたい老化防止対策と、心のケアについて、エステティシャンの視点からお伝えします。

乾燥対策の基本：保湿の見直し

秋になると夏に比べて湿度が低下して、肌が水分を失いやすくなります。まずは、スキンケアの基本「保湿」をしっかり見直すことが大切です。

【おすすめの保湿方法】

化粧水の重ねづけ

化粧水を一度つけただけで終わらせるのではなく、2〜3回に分けて肌に浸透させましょう。これにより、肌にしっかりと水分を与えることができます。

ゲルを取り入れたケア

油分を多く含む乳液やクリームなどは、表面に残りがちです。本来角質が持つ成分（NMFやセラミドなど）を含むゲルのアイテムをしっかり使って水分を補うこともポイントです。特に、10月の乾燥が始まる時期には、軽めのものより少しリッチなテクスチャーのものに変えるのも効果的です。

マスクの使い方にも注意！

医療に携わる方など、マスクを日常的に着ける習慣が定着している方は、肌への負担が増加しています。マスクの摩擦で肌が乾燥しやすくなるため、以下のポイントを意識しましょう。

【マスクを使うときのポイント】

マスクの内側を清潔に保つ

常に肌に触れるマスクは、汚れや湿気で肌トラブルを引き起こすことがあります。湿気によって肌がふやけて、抵抗力が弱まるためです。ティッシュペーパーでおさえるなど、こまめに余分な水分を除去してくださいね。

メイクは軽めに

メイクとマスクの摩擦で肌に負担をかけないよう、外出時はメイクを軽めにし、肌に優しい成分を含む化粧品を使うと良いです。

次回は心と身体のケアです。